転職で収入減の40代独身男性、黒字化の肝は飲食代家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=PIXTA
写真はイメージ=PIXTA

「転職で収入が減りそうですが、150万円の貯蓄残高でこの先、大丈夫でしょうか」。今回、こう話して家計相談にやって来たのは、独身の会社員男性のGさん(46)。今まで事務の仕事をしてきましたが、老いる前にやりたい仕事をしたいと考え、現在大学院に通っています。転職の予定があり、年収は50万円ほど減る見込み。貯蓄は学費などで使ってしまい、残高は150万円です。46歳という年齢の割に残高が少ないことを気にしており、「これで収入が減ったら家計は立ち行かないのではないか」と不安を募らせています。

転職後の収入不安定、なのに収支には無頓着…

大学院を今春に卒業するので学費はかからなくなりますが、転職の日が近づいています。このままでは、転職当初は収入も安定しないし、貯蓄に頼る暮らし方になりそうです。Gさんに収支状況を聞くと、「基本給がいくらかは知っているが、手取り収入や支出の金額をあまり意識したことがない」。月末に引き落とし予定のものが「引き落とせなかった」と連絡が入り、慌てて預金通帳を確認するという状態だと言います。かなりお金に無頓着に暮らしてきたようです。

そんなGさんが家計相談をしようと思ったということは、かなり前進したのでしょう。まず家計を大まかに把握するため、収入と口座引き落としの支出は預金通帳を参考に、それ以外の支出は暮らし方を聞きながら推測します。

その結果は、わずかの黒字でした。恐らく月によって赤字のこともあり、貯蓄が減ったのでしょう。極端に多い支出項目は見当たらず、妥当な暮らし方のように見えますが、今のままで収入が減ると、毎月赤字でやり繰り困難に陥ります。かけるべき部分にはお金をかけ、かけなくてよい部分は節約する……。そんなメリハリのある支出の仕方で管理しないと、支出の圧縮は難しいでしょう。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし