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「時産家電」でパパシェフ主役 オーブン任せの肉料理

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共働き家庭でトラブルのもとになりがちな、夫婦の家事分担問題。皆さんは、どうやって解決していますか? 今回のテーマは、「料理」です。豪華な肉料理が作れるオーブンレンジや低温調理器を紹介。ホムパ(ホームパーティー)で見栄えのするお料理は、パパに任せてしまいましょう。

「ほったらかし」こそ、パパ・ママの味方!

まず、私が提唱している「時産」という考え方について説明します。あまり聞き慣れない言葉かと思いますが、「時短」という言葉ならご存じですよね。「時短」は「時間を短くする」「スピードアップする」という意味で使われる言葉。例えば料理にあまり時間をかけられない場合、加熱時間が短くなる「電子レンジ」を使う人は多いと思いますが、この「電子レンジ」は、代表的な「時短家電」といえます。

それに対し、作業を人や家電に任せることで、その時間を丸ごと自由に使えるようにすることを「時産」と呼びます。「アウトソーシング」といえば、分かりやすいでしょうか。前回、紹介した「ほったらかし調理家電」は、まさに「時産家電」。電気鍋のスイッチを入れてから完成するまでの時間は、さほど短くはなっていないどころか、場合によっては長くなってしまうことも。しかし、その間は料理を家電に任せられるから、台所を離れて他のことができます。その時間をうまく活用すれば、まさに「時間を産む」=「時産」になります。

他にも、時産家電はあります。例えば食器洗い機は、よく「手で洗うほうが早い」と言われます。確かに、わが家の食器洗い機も、エコモードだと3時間以上かかります。しかし、その間は完全に食器洗いという家事を手放せるので、何時間かかっても気になりません。寝ている間に食器を洗ってもらうなんてこともできますね。このように、たとえ時間がかかっても、その作業を丸ごと任せられる家電を、私は「時産家電」と呼んでいます。

家事をアウトソーシングできる「食器洗い機」や「洗濯乾燥機」「ロボット掃除機」などの「時産家電」、実は日本ではあまり普及が進みません。これは、「自分でやるほうが早い」「それくらい自分でできる」と考える人が多いから。反対に、海外では家事のアウトソーシングを当たり前と考える人が多いため、時産家電の導入は進んでいます。食洗機はもちろん、ベビーシッターや家事代行も、日本より活用率が高いと聞いています。おそらく「私がやらなければ」「手抜きだと思われそう」ということにこだわらず、自分がやらなくてもいいことを他に任せていいという合理的な考え方が浸透しているのでしょうね。

「自分でやるほうが早い」という考え方から、「人(家電)にアウトソーシングすれば、その時間を丸ごと別のことに使える」という考え方にシフトチェンジできれば、掃除・洗濯・調理をする時間から解放されます。すると、その時間を使ってもっと別の有益なこと……子どもの宿題を見たり、夫との会話を楽しんだりすることができるようになります。ぜひ賢いパパやママは、「手でやるほうが早い」「私がやらなくちゃ手抜きと思われる」という考えに惑わされることなく、完全アウトソーシング可能なまでに進化した家電を導入する効果を理解し、積極的に取り入れてほしいものです。

オーブンは、ほったらかしていれば料理が完成する「時産家電」

前置きが長くなりましたが、そろそろ今回の本題に入りましょう。そんな「時産」の強い味方が「ほったらかし家電」です! パパが名シェフに変身する「ほったらかし調理家電」というものがあります。「ほったらかし調理家電」とは、その名の通り、ほったらかしていても料理が完成するという家電のこと。例えば、電気鍋は、食材を入れてポンとスイッチを入れるだけでOK。時間になれば、セットした料理が完成します。途中で火の具合や時間を気にする必要がないため、料理に不慣れなパパに最適です。

そして、さらなるパパの進化を目指し、「オーブン料理」を紹介します。オーブンの場合、調理時間自体はあまり短くなりませんが、食材を入れてスイッチを入れれば、あとは完成までほったらかしていてもOK。そういう意味では、電気鍋に近いと言えるでしょう。つまり、オーブンは「時産家電」なのです。

オーブンが得意な料理といえば、ミートローフやグラタン、グリルチキンなど、ちょっと豪華な肉料理。パパやママ、お子さんの友達を招いて週末のホームパーティーはいかが? 最近のオーブンレンジは進化著しく、中にはあらゆるモノがネットにつながるIoT機能を備えているものもあります。そんな家電を見れば、パパの好奇心が刺激されること間違いなし。それでは、男心をくすぐる最新オーブンレンジを紹介しましょう!

シャープ:ヘルシオ AX-AW500/AX-XS500

人工知能(AI)とIoTを組み合わせた「AIoT」を搭載した「AX-AW500」は、話しかけるだけで献立を提案したり、操作を教えたりしてくれるという最先端機能を備えたオーブンレンジ。スマホのアプリと連携し、レシピ検索や買い物メモ作成をサポートしてくれるので、新しい技術が好きなパパが腕まくりして「俺に任せろ」と言ってくれるかも。もしAIoTが必要なければ「AX-XS500」がおすすめ。AW500にも搭載されている「まかせて調理」がついているので、解凍いらず・計量いらず・レシピいらず。食材を入れてスイッチを入れれば、あとは完成までほったらかせるので、料理初心者のパパにぴったりです。

パナソニック:ビストロ NE-BS1500/ NE-BS905

「時産」でありながら「時短」も実現しているオーブンレンジが「ビストロ NE-BS1500/ NE-BS905」。特筆すべきはグリル機能で、グリル皿の高反射チタンコートやマイクロ波制御、新・高温フェライト(磁性材料)などの技術によって食材を短時間で焼き上げられるようになりました。そのおかげで、時間に余裕があるときでなければできないようなグリル料理も、平日のちょっとした時間で調理できます。料理初心者のパパも安心して挑戦できる自動メニューは、NE-BS 1500が400種でNE-BS 905が160種。これだけあれば、ホームパーティー常連さんも飽きることはないでしょう。

真空パックを使った低温調理も「ほったらかし調理」

最近話題になっている「低温調理」も「ほったらかし調理」のひとつ。「焼く」「煮る」「蒸す」に次ぐ第4の調理法と言われ、注目されています。

「低温調理」とは、50~60度前後の比較的低い温度で加熱するという調理法。具体的には、食材と調味料を入れて真空パックしたものを、一定の水温を保った鍋に投入して、そのまま一定時間、放置します。ローストビーフや豚の角煮、コンフィなどは、低温調理が適していて、しっとり柔らかく仕上がります。

低温調理の真骨頂は、柔らかくジューシーな仕上がり。一般に、肉や魚に含まれるタンパク質は60度前後で凝固が始まり、68度を超えると食材に含まれる水分が外に出てしまうといわれています。水分を食材の中に閉じ込めたまま中まで火を通すには、低温でじっくり時間をかけて調理しなければなりません。

とはいえ、長時間かけて食材をゆでると、うまみが水中に溶け出してしまいます。そこで、うまみが水中に溶け出さないようにする工夫として、真空パックが使われるようになりました。フリーザーバッグに入れて空気を抜くという方法でもできますが、おすすめは真空パックを使う方法。しっかり密封しておけば、栄養素をしっかりキープできます。

では、真空パックを使った低温調理におすすめの調理家電を2つご紹介しましょう。

●Kai House aio The Sousvide Machine 低温調理器(貝印)

真空パック機能がついた、低温調理マシン。鍋の中の水を温めながら対流させ、一定の温度に保ちます。たんぱく質が凝固しない低温で時間をかけてしっかり中まで加熱するから、しっとりとしたジューシーなローストビーフが作れます。価格は5万円程度と高めですが、よくホームパーティーを開くご家庭なら、すぐに元がとれるかも?

●ピタント(ショップジャパン)

パワフルな吸引力と専用バッグで、一般のジッパー付きバッグよりも栄養素をしっかりとキープ。価格は1万5000円前後なので、前述の「Kai House aio The Sousvide Machine」がちょっと高いと感じたら、こちらがおすすめ。ただし調理器はついていないので、温度管理が必要になります。温度管理については、電気調理鍋の低温モードや炊飯器の保温などを上手に利用すれば、ほったらかしていても大丈夫! 真空保存目的であれば、週末に作り置きするママには便利。柔らかい食材や液体を真空保存したいときは、「ピタント コンテナ」を使うとグッド。浅漬けを手軽にやりたいという人にもおすすめです。

(解説 戸井田園子、取材・文 井上真花)

戸井田園子
大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。その後、インテリア&家電コーディネーターとして独立。現在は、情報ポータルサイトAll Aboutをはじめ、雑誌・新聞・テレビなど幅広いメディアで活動中。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や、分かりやすい解説に定評がある。好きな家電は、お掃除ロボットなど、家事を任せられて時間を産んでくれる「時産家電」。

[日経DUAL2018年12月3日付けの掲載記事を基に再構成]

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