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スマホ修理や花見も補償 広がるミニ保険、賢く活用

NIKKEIプラス1

2019/3/7

ミニ保険には死亡保険もある。東京都に住む60代の主婦は夫の退職に合わせて保険を見直した。これまで死亡保険には加入していなかったが、新たにミニ保険を検討。「葬儀代程度の補償をつけて保険料を抑えたい」と話す。

■終活ブームが後押し

ペット保険や死亡保険など様々なミニ保険が登場している

SBIいきいき少額短期保険(東京・港)の担当者は「死亡保険の加入者の6割以上が女性で、そのうち8割が60代以上」と説明する。終活ブームを受けて家族に迷惑をかけたくないとの意識が高まり、葬儀代くらいは保険で、と考える人が増えてきた。「84歳まで加入でき、保障が90歳まで続く条件もニーズが高いようだ」

財団法人日本消費者協会によると、葬儀代の全国平均は196万円。SBIいきいき少短の場合、60歳女性なら月額1620円程度で死亡保険金200万円のコースに申し込める。24時間いつでも無料で健康相談ができる、人間ドックが特別料金で利用できるなど付帯サービスもある。

■保険会社の破綻に注意

小さな保険額でいざというときに備えられる保険は心強い。ただし、すでに加入中の保険の補償内容と重複していないか気をつけたい。自動車保険の特約で個人賠償特約がついていたり、クレジットカードに旅行損害保険がついていたりすることもあるので注意が必要だ。

ミニ保険は少額短期保険会社が提供するものと、従来型の損保会社が手がけるものがある。前者の場合、保険金額の上限が1000万円以内、期間が2年以内に制限されている。LINEほけんは損保ジャパンが提供するので後者だ。前者の場合、保険会社が破綻したときの補償制度はない。また、支払った保険料は生命保険料控除の対象外となることにも注意したい。

(ライター 児玉 奈保美)

[NIKKEIプラス1 2019年3月2日付]

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