スマホ修理や花見も補償 広がるミニ保険、賢く活用

NIKKEIプラス1

様々なミニ保険が登場している(東京都中央区の日本少額短期保険協会)
様々なミニ保険が登場している(東京都中央区の日本少額短期保険協会)

安い保険料とシンプルな補償で身の回りのトラブルに備えるミニ保険。商品の種類が豊富なだけでなく、入りたいときに必要な分だけカバーできるのが魅力だ。リスクと照らして賢く利用したい。

補償内容を特化

ミニ保険は通常の保険に比べて小口だが、補償の範囲を絞り一定のトラブルに特化した商品が多い。例えば自転車保険やペット保険、スマートフォン(スマホ)保険や特定の持病を持つ人向けの医療保険など多種多彩だ。掛け金も小さく手軽に加入できる。

横浜市の会社員の男性(29)は昨年12月、ジャストインケース(東京・千代田)が販売する月963円のスマホ保険に加入した。かつて「iPhone X」を落とし、ひび割れたディスプレーの修理に3万円以上払った苦い経験があるからだ。「スマホは必需品だが修理費が高い。手ごろな保険はありがたい」と話す。メーカーや通信会社が提供する補償サービスもあるが、実際に破損した場合は保険の方が割安だ。

同社では、契約期間中に保険金請求をしなかった場合、更新後の保険料が安くなる。割引率は利用者のスマホの扱い方に応じて変わる。スマホ内蔵のセンサーの情報を基に、スマホを持って走ったり投げたりする行動を測定。故障や破損するリスクを人工知能(AI)が分析し、保険料を割り引く仕組みだ。代表の畑加寿也さんによると、平均で30%、最大で50%前後安くなることがある。

旅行には1日単位

旅行やレジャーを計画しているなら、1日単位で加入できるレジャー向け保険がお得だ。スマホやネットで外出先からでも簡単に加入でき、日帰りにも対応する。出発直前でも手続きができるため、急に思い立って出かけるときも安心だ。

LINE金融子会社のLINEフィナンシャルと損害保険ジャパン日本興亜が昨秋から共同で売り出した「LINEほけん」は、旅行や花見、登山、大雪などのリスクに備えた59の損害保険商品をそろえる。1日あたりの保険料は100円からで、最高でも1440円で済む。

1日300円の「国内の旅安心保険」は、けがによる入院補償が1日2000円、カメラなど持ち物を壊したときに10万円まで補償する。他人にけがをさせてしまった場合の賠償責任1億円や、地震によるけがなどにも対応する。LINEの対話アプリから加入でき、既にユーザー登録をしているなら1分ほどで手続きが完了する。手数料もかからない。

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