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人生で一番スケールの大きな曲 公式ソングにトライ

いきものがかり・吉岡聖恵さん

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NIKKEI STYLE

アジア初のラグビーワールドカップ(W杯)が9月20日~11月2日に日本で開かれる。著名人に自分自身が思うラグビーの魅力を聞くインタビュー企画「W杯だ!ラグビーを語ろう」の第2回は、ポップスグループ「いきものがかり」のボーカル、吉岡聖恵さん(35)。

ラグビーW杯には1991年の第2回大会から歌い継がれる公式ソングがある。ホルストの組曲「惑星」にある「木星」のメロディーに歌詞をのせた「World In Union」(ワールド・イン・ユニオン)。開催国の著名シンガーが歌ってきたこの曲を、日本大会で担当するのが吉岡さんだ。

――「World In Union」を歌うきっかけは。

「去年の春くらいにお話を聞きました。日本語をずっと歌ってきた女性の声で英語の歌詞って面白いんじゃないかって、目を輝かせて手を挙げてしまったんですけど。W杯が初めてラグビーの主要国以外で開催されると聞いて、すごく重大な事だし、世界中の人に聞いていただく機会になると後から分かり、すごくドキドキしました」

――歌詞についてどうお感じになっていますか。

「『高い山々』がそびえていたり、『荒れ狂う海』が出てきたり、すごく広い景色が広がっているので、そのスケールに後押しされる気持ちで歌いました。普段より身も心も大きくして歌うのが合う曲で、人生で一番スケールの大きな曲に出会ったという感じでした。何かスピリチュアルな感覚すらしちゃうような。大げさかもしれないけど、ブースに入って曲の最後の方を歌っている時、体がふわっと浮いているような。そういう感覚になったのは初めてでした」

――過去のバージョンも聞かれたのですね。

「クラシックっぽいものが多いですよね。私もそういう歌い方にトライすべきかというのもありました。でも、ポップスを歌っている自分にお話をいただいたのと、自分がそんなに背伸びをできないこともあり、培ってきたものを生かせる歌い方をしました。(過去のバージョンは)キーもすごく高かったですけど、無理をしてそわそわした表現にしたくなかった。自分の落ち着くポジションで歌いました」

――英語もかなり練習されたそうですね。

「先生のところに行ける限りは行っていました。あまりばらしたくはないんですけどね。繰り返し発音しては『rとlの発音が違う』『舌を巻きすぎ』『巻かなすぎ』とか。細かいところをずっと地道にやっていく感じで、すごく一生懸命、丁寧につくっていきました」

――ラグビーにはどんなイメージをお持ちですか。

「まだ映像でしか見たことはないですが、ラグビーって、会場がすごく静かになるときがあるんですね。すごく驚きました。見ている方が祈るように応援しているところとか。(15年W杯で日本が金星をあげた)南アフリカ戦もサポーターが静かに涙を流す温かさが、特に心に残りました。すごく愛があるんだなって」

「選手は鍛錬して想定して体を整えて、たくさんの準備をして、その試合のその瞬間に懸けている。応援している方もその試合に懸けている。その真剣勝負の姿は美しいなって。熱量があって、まぶしいと感じます」

「メンバーの山下も中学時代にラグビーをやっていたので、ちょっと『ほじほじ』探りたいと思います」

――「風が吹いている」は12年ロンドン五輪のNHKのテーマソングに、「心の花を咲かせよう」は全国高校サッカー選手権大会の応援歌になるなどスポーツに関わる歌も多い。ご自身のスポーツ経験はあるのですか。

「小学校の時に地域のドッジボールのチームに入っていました。私の役割は『ゴーゴー、レッツゴー、レッツゴー』っていう声出しでして。ひそかにキャプテンもやっていました。でも理由がバカみたいな話なんです。他に強い人がいっぱいいたから、(コーチに)『何でですか』って聞いたら『おまえは威張らないからだ』って。恥ずかしい」

「自分は力もなかったんです。第1球を投げたら低学年に捕られるとか、そんなのばっかだったんですけど。声出しはすごい楽しかった。チーム全体で声出しをすることでムードが高まるじゃないですか。中学で合唱をやっていたので、みんなで一致団結して一緒に歩むみたいなのも好きでした」

――会場に足を運んでスポーツ観戦することはよくありますか。

「ロンドンオリンピックは結構見させていただきました。錦織圭さんのテニスの試合をウィンブルドンで見て、脚を大きく開いてラケットを持っている姿が、勝手にサムライに見えてしまって。スポーツって選手が理屈で説明しているわけじゃなくて、真剣な表情や立ち姿を見せているだけなのに、勝手に熱くさせてしまうすごさがあります。練習の姿は見てないけど、そういうのが伝わってくるんでしょうね」

――音楽と似ているところはありますか。

「私たちもライブに向けて体を作ったり、温めたり、集中したり。本番に一番のボルテージを持ってくる点では、すごくおこがましいですけど似ている部分があるのかな。スポーツの方の集中力と緊張感のバランスって絶妙な所にあると思うんですけど、歌とか楽器のプレーも緊張しているけど集中しているのが一番いい状態です」

――公式ソングには、ご自身のどんな思いを込めて歌いたいですか。

「W杯に関わること自体が本当に身に余ること。スタートの時に感じたこの気持ちを込めて歌っています。バンドとソロの活動で、この光栄に恩返ししていけたらなと思います」

吉岡聖恵
 1984年(昭和59年)2月、神奈川県出身。高校1年時に、兄の同級生だった水野良樹さん(ギター)と山下穂尊さん(ギター)が結成していた「いきものがかり」に加入。昭和音楽大学短期大学部卒業後、2006年に「SAKURA」でメジャーデビュー。「ありがとう」「風が吹いている」などのヒット曲を生み、17年1月に「放牧宣言」をして活動休止。18年10月に「World In Union」を含むソロアルバム「うたいろ」を発表した。18年11月にいきものがかりの活動を再開。3月15日(金)にニューシングル「太陽」の配信を始める。

(聞き手 谷口誠、田中裕介 撮影 太田開介)

「W杯だ!ラグビーを語ろう」はこちらです。

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