[ Striped Sweater ]
帰ってきたベーシック服は、
立体的な編みのニュアンスボーダーで
大人の余裕を
この春、再注目されているベーシック服、ボーダー。ミドルの間でも所有率の高いマストアイテムも、この春は、いつものカットソーから一歩進んで、ニットのモノを買い足してみよう。そのざっくりとした風合いが程よい寛ぎ感を生み、コンサバ男の新ベーシック服として活躍してくれる。
■ALFREDO/アルフレッド
裾と袖のリブ編みが
大人の余裕を感じさせる
名立たるブランドで経験を積んだデザイナーが始めたモダンニットの名手。胸から上半分にだけ配された太幅のボーダーがざっくり編みの表情と相まって大人の雰囲気。ボートネックで首回りはすっきり。コットン60%+アクリル40%。 4万2000円(アマン)

■MCLAUREN/マクローレン
甘編みの寛ぎ感を
不揃いボーダーで楽しむ
1962年創業のスコットランドのニットブランド。現在は、伊の高級ニットメーカーに引き継がれ、ミラノ随一の洒落者として知られるプリモ・グエルチレーナ氏がディレクションを手掛ける。ミドルゲージの豊かな表情が寛いで見える。 2万4000円(マクローレン)

■ZANONE/ザノーネ
イタリアの名門ニットは
春らしいボーダーが旬
上品ニットの代名詞といえばザノーネ。7ゲージ編みのボーダー生地は、春に嬉しいドライタッチでスムーズな肌触り。目のつんだしっかり感がありながらも伸縮性に富む。綿100%の軽やかなボートネックで、軽快に羽織れる。 3万4000円(スローウエアジャパン)

■TRADITIONAL WEATHER WEAR/トラディショナル ウェザーウェア
英国仕込みの重厚な素材は
紺白で爽やかで軽快に
肩口の無地リブの切替えがアクセントになったざっくりミドルゲージのコットンボーダー。重量感があるものの、ナイロンを4%混紡したことによる軽さとハリ感が耐久性アップにもつながっている。 1万9000円(トラディショナルウェザーウェア青山メンズ店)

■PAUL&SHARK/ポール&シャーク
マリン風味に漂う
大人のエレガンス
1975年、イタリアでニット工場として創業。ヨットをはじめマリンスポーツにインスピレーションを得たアイテムを多く展開する。細幅のリブ編みのマリンな表情がそれを物語る。伸縮性抜群の編み地が、美シルエットに寛ぎを与える。 6万2000円(トレメッツォ)

[ Suede Sneaker ]
いい大人の休日服は
良靴ブランドのスエードスニーカーで
プレミアムに彩る
休日服にはスニーカーが欠かせない。そして、いい大人が履くなら、作りが確かで見た目もキレイでプレミアムなスエードに限る。スニーカーとしての機能をしっかり保持しながら、上品な面構えのものが出揃ったこの春が狙い目だ。

01. DOUCAL’S/デュカルス
マルケの色彩美を
スエードで柔らかく表現
春らしい柔らかなベージュピンクのアッパーが目を引く。フワフワしたパイル地の平紐シューレースが伊ブランドらしい遊び心を表現。スエードの素材感と相まって寛ぎの表情を加速させる。 4万5000円(インターブリッジ)
02. TOD’S/トッズ
スニーカーらしい白ソールの
チャッカが新鮮に
チャッカブーツタイプのアッパーにスニーカーソールを採用した新作。ネイビースエードにホワイトソールの配色も軽快な印象だ。ラバーペブル付きのアウトソールが歩行を快適にしてくれる。 6万6000円(トッズ・ジャパン)
03. JOHN LOBB/ジョンロブ
不変のダブルモンクを
グレー茶スエードで軽快に
名作ダブルモンクの意匠を取り入れた新作。ラストの新型「0318」は、ボリューム感のあるラウンドトウだが、甲は低めですっきりとしたシルエットだ。グレーにブラウンをミックスしたスモーキーな色味が上品。 13万円(ジョン ロブ ジャパン)
04. SANTONI/サントーニ
落ち着いた色味と
完璧な快適さを併せ持つ
深みのあるブルースエードで仕上げたローカットスニーカー。足を包み込むような優しい履き心地はオパンケ製法によるもの。柔らかな合成ゴム製のカップソールをアウトソールに採用し、軽快さも◎。 7万9000円(リエート)
05. STEFANO BEMER/ステファノ ベーメル
革の魔術師が魅せる
クラシックスエード
滑らかで上質なスエードを、アッパーに一枚革で使用した贅沢な新モデル。オフ白のベースにベージュのシューレースもラグジュアリーな足元を演出する。踵のフィンガーループもアクセントに。 10万円(伊勢丹新宿店)
※表示価格は税抜きです。
撮影/竹内一将(STUH)、若林武志、武蔵俊介 スタイリング/武内雅英(CODE)、四方章敬 ヘアメイク/MASAYUKI(The VOICE)、TOYO(bello) 文/秦 大輔、安岡将文、吉田 巌(十万馬力) 構成・文/小曽根広光、伊澤一臣
[MEN’S EX 2019年3月号の記事を再構成]