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望みの転職後「しまった」 怖い3つの社風ミスマッチ 経営者JP社長 井上和幸

2019/3/8

転職ではスキルや経験だけでなく企業文化とのマッチングも重要。写真はイメージ=PIXTA

4月からの新年度に向けて活発に転職活動をされている方、選考がヤマ場に入った方も多くいることと思います。人生の重要局面である、新たな職場の選択。ポジションや年収が大事なことはもちろんですが、次の職場で長くハッピーに働くために欠かせないもの、特に40代からの転職で絶対に軽んじてはいけないのが「社風のマッチング」です。職務スキルや経験がマッチしていても、ここがズレると幸せな就労状況は長く続きません。今回は、どのように社風を見極めればよいのかを見ていきましょう。

■そもそも「社風」とは何か

「あの会社は社員のみんなが和気あいあいとしている」「あそこは社内がギスギスしているから、転職先としてはやめておいた方がいい」とか、「あの会社は将来の事業展望がとてもしっかりしている」「あの企業のスタンスは、どうも共感できない」など、一言で社風といっても、様々な角度からの捉え方や印象があると思います。この例の場合、前者2つは「組織状態」を指し、後者2つは「企業の価値観」を指しています。

会社全体や職場の「雰囲気」のようなものは、フィーリングとして感じとることが大事です。転職を検討している会社の雰囲気は、あなたの居心地もよさそうですか。日常の多くの時間を過ごす職場です。雰囲気がしっくりくることは、あなたが新天地で高いパフォーマンスを発揮するための必須要件です。

職場そのものを入社前にじっくり見る機会はなかなかありませんが、会社には何度か訪問していると思います。エントランスや応接室までの道中、ときには執務スペースが垣間見える場合もあるでしょう。軽視せず、しっかり感じとる努力をしましょう。

一方で、その企業の「構造」や「価値観」に起因して醸成される社風が存在します。「企業文化」「組織文化」といわれるものがそれです。心理学者で米マサチューセッツ工科大学スローン経営学大学院の元教授、エドガー・シャインは、著書「組織文化とリーダーシップ」の中で、組織文化の3つのレベルを明らかにしています。

(1)文物(人工物)=目に見える組織構造および手順
(2)標榜されている価値観=戦略、目標、哲学
(3)背後に潜む基本的仮定=無意識に当たり前とされている信念、認識、思考および感情

こうした、企業や組織が持つ構造、価値観から社風はつくられるわけですが、皆さんが確認しやすいように、3つの事例を切り出してみました。「業界・ビジネスモデル・企業ステージ」「地域(国内外)」「社長やオーナーのタイプ・意思決定スタイル」です。

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