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東京駅は点心激戦区 香港・台湾・四川の人気3店

「鼎泰豊」の点心は毎朝店で仕込む(小籠包3種盛り)

続いて、JR東京駅の八重洲口近くにある台湾の有名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」だ。目玉はなんと言っても小籠包(ショウロンポウ)。1996年に初の海外店舗を東京・新宿にオープンしてから世界で約110店、日本で20店展開し、同店の小籠包はかなり知れ渡っていると言える。

注文すると湯気の立ったせいろが運ばれてくる。正しい食べ方は小籠包をレンゲにのせ、箸で少し皮を破る。出てきた熱々のスープをすすり、千切りショウガとタレをつけて肉あんと皮を食べる。スープはヤケドしそうに熱く、濃厚でまろやかで満足感がある。残った小籠包も肉あんにコクがあり、実にうまい。ショウガは添えるものの、しつこさや臭みは一切なく、さっぱりしているのに不思議に後を引く。老舗ブランドとしての徹底した品質管理に秘密があるようだ。

「鼎泰豊の小籠包は、世界中のすべての店ごとに毎朝、皮から手作りしています。あんを包むのも各店の職人の手作業ですが、お客様に提供する時間によって管理し、また小籠包のヒダの数も、口に入れた時に最も食感がよいとされる18枚に仕上げると決まっています。手作りで極限まで皮を薄くできるため、軽い食感で何個も召し上がっていただけます」(東京駅八重洲口店マネージャーの青島大祐氏)

「小籠包で飲む」ビジネス客も多い

スタンダードな「小籠包」(4個入り605円~、税込み)のほか、海鮮入りの小籠包も入れた「小籠包3種盛り(豚肉・ホタテ・カニみそ)」(1253円、同)、香りが素晴らしい「トリュフ入り小籠包」(4個入り1944円~、同)、そしてこしあんやマンゴーが入ったものなど「デザート系小籠包」もあり、どれもそれぞれ味わい深い。うま味が後を引くのにお腹にたまらないので、次々と入ってしまうのだ。店ではワインや紹興酒も提供しており、夜は小籠包を酒のアテとして、長時間点心を楽しむビジネス客も多いという。

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