若手社員「就活やり直すなら商社・金融よりメーカー」入社1~3年目のキャリア意識調査(上)

一方、商社や金融はメーカーより低位にとどまった。学生のランキングでは2位の伊藤忠商事は17位に、三菱商事も6位から14位になった。8位だった東京海上日動火災保険は19位に、三菱UFJ銀行は4位から25位になった。他にも1位だった日本航空は12位に、3位だった全日本空輸も6位だった。

就活時には、学生の間での知名度やブランド力が高い企業を選びがちだが、社会人になると経営環境や将来性を重視する傾向に変わる。

■「商社、給与高いが忙しい」「金融は将来不安」

商社は給与の満足度は高めだが、残業時間や休暇取得への不満が目立つ。転職を検討しているという社員(18年卒、男性)からは「社風が古くさい。仕事が忙しい。多少給料が下がっても残業がなく有給を取りやすい会社に行きたい」との意見が出た。

金融では就職した人の36.5%が仕事内容に不満を抱えており、業種別で最も多かった。転職検討者も多く、「年功序列で若手は仕事量が多いのに給料が低い」(17年卒、女性)と待遇改善を訴える。窓口業務や事務作業などは「今後、AIに仕事が取って代わられる」(16年卒、女性)との業界の行く末を心配する声も多かった。

■仕事に役立つ大学での勉強

大学時代に就職後を見据えて、やっておいた方が良い活動を聞いたところ、「学生の本分である勉強を大切にすべし」と説く若手社員が多かった。

定番の「アルバイト」(2位)や近年急増している「インターンシップ」(3位)を押しのけ、「ゼミ・専門分野の研究」が文系・理系出身者ともに1位だった。

「大学での研究活動は、マーケティング、開発、プレゼンなどといった、メーカーの研究開発職に求められる能力の基礎になる」(18年卒、男性・メーカー)。「時間のある学生のうちに自分の興味のある分野や適性を定めておくことが大事」(18年卒、男性・金融)など、振り返ってみると、勉強の大切さを実感する声が目立った。

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