■購入率が跳ね上がる
――バーチャサイズを使うことでユーザーにどのようなメリットがありますか。

「ユーザーは『この服、自分にサイズ合うかな?』と心配になると、購入をあきらめがちです。買った後にサイズ感が違っていたことがわかると、ユーザーはがっかりしてリピートしないことがほとんどです。バーチャサイズはそこを解決することができます」
「実際、バーチャサイズを利用したユーザーは利用しなかったユーザーに比べ、購入に至る率が5~10倍にも上ります。平均購入単価も20%高く、返品率は30%下がります。リピート率も4倍になるというデータが出ています」
「返品率が40%を超える欧米と比べて、日本は返品するユーザーがそこまで多くありません。ただし、日本のユーザーはそこのサイトでは二度と買わない。逆に日本では、しっかり納得できたものを買えたという経験があると、リピート率が目に見えて上がります」
■ユーザーに手間をかけさせない設計が強み
――最近ではほかにもサイズを測ってオンラインで商品を購入できるサービスが増えていますが、ほかにはないバーチャサイズの強みはどこにありますか。
「ユーザーの手間がかからない点が強みです。自分のサイズを測るのは面倒だし、他人に教えるのも恥ずかしい。だから、バーチャサイズでは購入した服、つまり気に入っている服と比べるというところに注力しているんです」
「バーチャサイズの最新バージョンでは、商品ページ内のバーチャサイズ起動ボタンをクリックせずとも、過去に購入履歴があれば、自動でおすすめサイズが表示されます。現在マルイやユナイテッドアローズなどで展開しているのですが、これぞゼロクリックバーチャサイズですね」