プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

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また、同じ革製品でも、傷みやすいタイプの革やソフトな革も避けたほうが賢明です。例えば「ヌメ革」など表面加工していない仕上げの革は経年変化による「味」が出やすく、その味わいを好まれる方もいます。しかし、その味わいもビジネスシーンでは「古びている」「汚い」という印象が先に立ちます。同じ理由で、スエードやソフトな革素材も避けたほうが無難です。

一定の硬さ以上に表面が仕上げられた革を選ぶと、型くずれもしにくく、名刺入れのようなハードな使用にも、表面の美観を維持してくれやすいです。

革製品は一定の硬さ以上に表面が仕上げられた革のものを選びたい

名刺入れの「マチ」も大事なポイントです。日ごろから多くの人と接する方は、マチが小さいものだと「いつもパンパン」状態になってしまいます。すると、名刺交換のときの動作にも、見た目の印象にも支障が出ます。マチは1センチメートルくらいが適当でしょう。また、仕事で社外の方と挨拶する機会が多くない方は、スーツポケットに収めてもスマートな薄型がいいでしょう。

なお、有名ブランドのロゴが大きく入ったり、連続柄になったりしているようなものは、実はあまり知的には感じられません。

■質の良いものを気負いなく

あなたが「派手なキャラ」「お金持ちキャラ」などと、受けを狙いたいというわけでなければ、印象で損をするだけです。同じ有名ブランドのものでも、さりげない渋い色やデザインのものや、ロゴはわかるかわからないくらい小さいのもののほうが、「質の良さそうなものを気負いなく身につけている」印象を醸し出し、有能さを感じさせます。

念のためですが、蛇やリザード(トカゲ)などのエキゾチックレザー系のものは型押しであってもどこか派手な印象になり、誠実さには遠い印象になります。「できる人」の印象を損ねるので避けることをお勧めします。

名刺入れは初対面で一番はじめに目につくもの。それだけに「人となり」を相手に感じさせやすい小物といえます。

「無駄なカジュアル感」「くたびれている感」「いっぱいいっぱい感」「浮ついた感」を避け、できる印象を醸すものを慎重に選んでください。

撮影協力/阪急メンズ大阪

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丸山ゆ利絵
 ホテル西洋銀座やアークヒルズクラブなどを経て2010年、経営者などに「ふさわしい存在感」の演出方法を助言するコンサルティング会社、アテインメンツ(大阪市)を設立、代表に就任。15年、ビジネスマンに正しいスーツの着方を指南する「スーツ塾」を開講。 著書に「『一流の存在感』がある人の振る舞いのルール」(日本実業出版社)など。

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