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B787そばで絶景グルメ「FLIGHT OF DREAMS」

連載 ヒコーキに恋して(2)

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NIKKEI STYLE

「私、絶対行きたいところがあるんです」――飛行機を愛してやまないフリーアナウンサー貞平麻衣子さんが、そう話す場所は中部国際空港 セントレアに隣接した施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」。ボーイング社の最新旅客機、787の初号機の展示を中心に、グルメなども楽しめるテーマパークだ。早速、貞平さんに現地に飛んでもらいました。

◇  ◇  ◇

上の写真、合成でもなければ、ジオラマでもミニチュアでもありません。本物の飛行機が目の前にドーンと現れることで話題の「FLIGHT OF DREAMS」で撮影したものです。2018年10月のオープンから3カ月で来場者は50万人を突破。今、人気のテーマパークなんです。あまりに楽しく最高で感動ものだったので、いくらでも文章が書けそうですが、ここは感動をギュッと凝縮して紹介します。

初めて「FLIGHT OF DREAMS」の写真を見たときは「飛行機の翼の下にレストランかぁ……こんなお店があるなら海外でも行くわ! 本当にあったらいいのになぁ……夢みたいだな……」と、てっきりうまく加工された合成写真かと思いました。が、飛び込んできたのは「中部国際空港 セントレアにオープン」という文字だったのです。

「FLIGHT OF DREAMS」の生い立ちを説明しましょう。目の前にドーンと現れる飛行機は、米ボーイング社の「ボーイング787初号機」。実は同社の最新機種である787のパーツのおよそ3分の1は日本の中部地方で造られていて、昨年ボーイング社が世界で最初に造られた787初号機を中部国際空港に寄贈したんです。「FLIGHT OF DREAMS」は、里帰りした787を展示するために造られた施設というわけですね。おかえり、初号機。

整備士やパイロットと同じ光景が広がる

取材当日、東京駅から新幹線に乗車(本当は飛行機で行きたかった……)。名古屋で新幹線から名鉄に乗り継いで中部国際空港駅へ。改札を出て連絡通路を進むと、飛行機の格納庫のような大きな建物が見えてきました。念願の「FLIGHT OF DREAMS」に到着です。

館内は、787が存分に鑑賞できる有料エリア「フライトパーク」と、ボーイング社の創業の地であるシアトルの街並みをイメージしたエリアにレストランやショップが連なる無料エリア「シアトルテラス」とに分かれています。

最初は「フライトパーク」から。1階にある入り口は、まるで空港の出発ロビーのよう。飛行機に乗る直前に通る、あのゲートに入場券をピッとかざして、いざ入場です。そして通路を少し進むと――。

ドーンと目の前に現れました。空港で窓ガラス越しに眺めるのとは比べものにならない、ものすごい迫力です。立ち入り禁止の柵や、近寄れないようにガラスで囲われているのかなと思っていたんですが、驚くことに遮るものは何もありません。機体をこんなに間近で見られるなんて、太っ腹すぎます。

英ロールス・ロイス製のエンジンは「やっぱり重いー!」という写真も撮りました(笑)。パイロットや整備士でないと見られない、飛行機の真下やタイヤのすぐそばを、自由に歩いて眺められます。

787を近くで見て回るだけでも十分に楽しいんですが、さすがは「新感覚 飛行機テーマパーク」。ただ787を展示しているだけじゃないんです。「フライトパーク」には、デジタルアートの制作で有名な「チームラボ」が監修した体験型デジタルコンテンツがたくさんあります。

787とデジタルアートが融合

787が音と光と映像に包まれる「フライ ウィズ 787 ドリームライナー」。場内がふっと暗くなって突然始まるプロジェクションマッピングです。787と一緒にさまざまな景色や光の中を自由に飛び回っている気分になります。

あまりの美しさに感動して泣きそうになりました。4階のデッキから眺めるもよし、1階で自分もその映像の中に入って一緒に旅するのも最高。滞在中何度も上映されたので、いろんなシチュエーションで楽しめました。

次は「お絵かきヒコーキ」。自分で自由に色を塗った飛行機の絵を、スキャナーで読み込んでもらいます。手渡されたタブレットを持って足元を見ると、滑走路上に自分の飛行機が映し出されていました。

いざ離陸してプラネタリウムのような空間に入ると、頭上に自分の飛行機がデジタルアートの空間を飛んでいるんです。平面でしか色塗りしていないのに、360度どこから見ても私のデザインどおりに色が塗られていて感動。手元のタブレットを傾けることで飛行機を操縦できました。誰でも楽しめるお薦めアトラクションです。

続いては「エアラインスタジオ」。ここは日本航空(JAL)の客室乗務員の制服を着て、お仕事の疑似体験ができちゃうんです。服の上からジャケットとスカートを着て、スカーフを巻いて変身完了。憧れの制服にすでに興奮です。空港が映し出されたスクリーンの前に立って、お仕事スタートです。

飛行機に搭乗するお客様に座席の案内をしたり、憧れのカートを押して毛布を配ります。一番テンションが上がったのは、機内アナウンス。マイクのこの持ち方、やってみたかったんです(笑)。ちゃんと声が響いて、本当に機内でアナウンスしているみたい。恥ずかしいけど大・大・大興奮でした。

「フライトパーク」には、飛行機の組み立て工場にいるかのような空間で製造工程が分かる「ボーイングファクトリー」や、自分で折って作った紙ヒコーキで音と光の変化が楽しめる「奏でる!紙ヒコーキ場」。スマートフォンアプリで飛行機のパーツを集めて図鑑を完成させる「歩いて集める飛行機図鑑」、インストラクターの指導を受けながら787の操縦が体験できる「787シミュレーター」もあります。

「フライトパーク」の入場料は、大人(中学生以上)1200円、子ども(3歳から小学6年生まで)800円。並ばずに入場できる前売り券は前日まで購入可能です。広報の星野ひとみさんによると、混雑状況で当日券の販売は制限されるので、前売り券がお薦めとのこと。また平日は比較的すいているので狙い目だそうです。

無料エリアで買い物やグルメ

有料エリアの「フライトパーク」を出ると、そこには米国以外に初出店となった「ボーイングストア」が。無料でストアだけに立ち寄ることもできます。

飛行機で実際に使われていた窓枠(約9万円)などの部品や、一度は押してみたいカート(約27万円)など、お金があったらいくらでも買えます(遠い目)。お値段もデザインもかわいいグッズや、おみやげにぴったりなお菓子や雑貨もたくさんあって、まるでパラダイスでした。

2階と3階の「シアトルテラス」には、シアトルから日本に初出店のレストランやカフェ、雑貨店など、オシャレなお店が並んでいます。無料エリアなので入場料を払わなくても利用できます。2階は翼のすぐ下にフードコートが広がっています。小さなお子さん連れの家族やスーツケースを持った旅行客、飛行機を眺めながらお茶を楽しむカップルなど、訪れる人みんなに居心地のいい空間でした。

私は3階にある日本初上陸の「THE PIKE BREWING RESTAURANT&CRAFT BEER BAR」という、アメリカ西海岸のクラフトビール醸造所のビアレストランへ。飛行機を眺めながら、おいしいクラフトビールと料理。ほんとに最高、帰りたくない……。

「FLIGHT OF DREAMS」、これは絶対にお薦め。お近くの方は週イチで、ちょっと遠い方は月イチで通ってもいいと思います。遠くの方はまず一度、訪れてみてください。航空ファンも家族連れもカップルもみんなが楽しめます。まさに新感覚の飛行機テーマパークです!

貞平麻衣子
 1981年3月16日生まれ、O型。元地方局アナウンサー。現在はホリプロに所属し、NHK-FM「クラシックカフェ」などを担当。趣味は、飛行機と愛犬とビールと旅。一人旅でアマゾン川のピラニアを釣ったり、愛犬を連れてパリに行ったりするなど、大の旅好きでもある。

(写真 おおさき こーへい)

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