新生活でそろえたい家電特集、第3弾はオーブントースター。最近は1万円を超える高級モデルが人気になっている。数千円のトースターと何が違うのか。人気4機種の特徴を紹介する。
バルミューダ/パンに合わせた温度制御でおいしく

近年、主流となりつつある高級オーブントースターを紹介するうえで欠かせないのが、バルミューダの存在だ。バルミューダは2010年に、「自然界の風を再現する」とうたう扇風機「The GreenFan」を発売し、高級扇風機ブームを巻き起こした後、15年にキッチン家電業界に参入。オーブントースターの売れ筋が数千円だった時代に、2万円台の「BALMUDA The Toaster」を発売し、今度は高級オーブントースターブームを巻き起こすきっかけとなった。
BALMUDA The Toasterの特徴は、スチームを利用してトーストを焼くという点。庫内に充満したスチームがパンの表面に薄い水分の膜を作り、パンの内側に水分や油脂成分、香りを閉じ込めるという。さらに独自の温度制御により、トースト、チーズトースト、フランスパン、クロワッサンと、それぞれのパンに適した焼き上がりを実現する。
170℃、200℃、230℃と3つの温度帯を備え、焼き菓子やグラタン、餅などが焼ける。庫内サイズは幅274×奥行き204×高さ178mm。一度に焼けるトーストは2枚まで。
アラジン/短時間で一気に外カリ中モチへ

アラジンの「グラファイト グリル&トースター」も、トーストが「外はカリッと、中はモチモチ」に焼き上がるとして人気のトースターだ。初代モデルは15年に発売し、バルミューダとともに高級オーブントースターブームをけん引している。