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絶品ベトナム料理、ダナンで堪能 料理教室にも挑戦

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NIKKEI STYLE

べトナム料理というと、米粉麺フォーはじめ米を使った料理が多く、発酵調味料ニョクマム(魚しょう)もしょうゆ味に慣れた日本人にはぴったり。何を食べてもおいしい。東京から直行便が飛ぶダナンのビーチリゾートで、クッキングクラス(料理教室)に入ってベトナム料理に挑戦。世界遺産のホイアンも訪れ、ローカルの料理も味わう美味三昧の旅を紹介する。

ベトナム中部の港湾都市ダナンは、成田からべトナム航空の直行便を利用すれば約6時間。ダウンタウンは思いのほか大都会だが、空港から20分ほど車で走ればビーチ沿いにホテルが立ち並ぶ人気リゾート地。また、海辺の交易の街として栄え、古くからの街並みと色とりどりのランタンが有名な世界遺産の街ホイアンへも約30分だ。

250メートルの長さでそのまま海に続くかのようなインフィニティープールがある「シェラトングランド・ダナンリゾート」は、吹き抜けのロビーに豪華なシャンデリアが輝き、開放的でぜいたくな気分が味わえるホテル。アジアン・フュージョン料理、べトナム料理を出すオールデイダイニングやべトナムのスイーツを取り入れたアフタヌーンを提供するティーラウンジなど6つのレストラン&バーもあり食事も飽きない。また、食べるだけでなくべトナム料理のクッキングにチャレンジするアクティビティーもある。

ビーチに面して、オーシャンフロントのテラスもある明るく広々としたレストラン「ラ・プラージュ」で、開催されるべトナム料理のクラスでは、まずクッキングプレゼンテーションを見て、グループに分かれてレシピを見ながら料理を作る。調味料やハーブなどの材料はそろえてあるが、分量は自分で味見をしながら、ドレッシングやソースを作るので感覚がつかめてよい。

作ったのは「ポメロとエビのサラダ」とべトナム風お好み焼きバーンセオをヘルシーにいっぱいの野菜と共にライスペーパーで巻いた「生春巻き」の2品。サラダに使ったポメロはグレープフルーツでも代用でき、調味料のニョクマムは日本でもスーパーに置いてあるところも増えたのでドレッシングのコツさえつかめば、自宅でも簡単に再現できる。

ドレッシングは、ベジタブルオイルとゴマ油に刻んだガーリックとチリ(唐辛子)、ニョクマム(魚しょう)、砂糖、干しエビ、ピーナツを混ぜる。ニョクマムは最近は日本でも手に入る。ポイントは、ベジタブルオイルとゴマ油にフレッシュなライムジュースを搾り入れること。砂糖は多いかなと思うぐらいの方が甘酸っぱさがたっておいしく仕上がる。後は、ゆでエビ、ポメロ、細切りの人参、タマネギ、そしてミントとあえるだけ。

バーンセオは、米粉にターメリック、ココナツパウダーを少々に水を混ぜる生地づくりがポイント。ダマにならないようによく混ぜて、刻みネギ、焼き豚、刻んだゆでエビを入れてたっぷりの熱い油で揚げ焼く。具を豆腐やマッシュルームにすればベジタリンにもなる。これだけ食べてもおいしい。ライスペーパーでもやし、サラダ菜と一緒に巻けば華やかな一品に。

グループごとにIHコンロ台のあるキッチン台があって、中央に置かれたエビや野菜などの食材を取ってきて、料理を作るのが、料理バトルのテレビ番組のようで楽しい。自分で作った料理がそのままランチに。野菜がたっぷりでヘルシー、見た目も美しいべトナム料理は、ニョクマムさえあれば意外と簡単に作れて、おもてなし料理にもなりそうだ。

ダナンから世界遺産のホイアンまでは、ダナンから車で30分ほど。ランタンの幻想的な美しさや中国、ポルトガルやオランダ、そして日本との交易の歴史でも知られる。かつての日本町と中華街を結ぶ太鼓橋である遠来橋は、日本橋とも呼ばれ、その姿を今に残す。また。入り口には16世紀から17世紀に日本との交易で使われた朱印船のレプリカが飾られ、日本人の墓もあるという。

かつての中華街には、中国各地域ごとの寺院や集会所がいまでもきれいに手入れがされている。通りに並ぶ雑貨店や土産物屋、写真かと思うほど微細なシルク刺繍(ししゅう)の店、カフェやレストランをのぞきながら歩いているとあっという間に時間がたつ。

昼間も楽しいが、ぜひ訪れたいのは陽が落ちてランタンがともるホイアン。赤、青、黄と色とりどりのランタンが浮かび上がり、街が昼と異なる表情を見せるのに驚かされる。

トゥポン川に停泊しているボートにもランタンが灯り、川辺を散歩していると、べトナムの少数民族であるチャム族のアーティスト集団によるショー「Palao」を上演している特設劇場「Lune Performing Center Hoian(ルーンパフォーミングホイアン)」がある。チャムの文化を象徴するテラコッタの壺(つぼ)、白い布などを使い、モダンダンスや打楽器、歌でチャンパ文化を表現する斬新なステージだ。

ホイアンの最後は、麺料理で締めくくる。レストランで、ホテルの朝食でも出たダナンのきしめんの「ミークァン」とホイアンのうどんの「カオラウ」だ。ミークァンは、きしめんのように平たい米粉麺。上に米粉をおせんべいのように焼いたものを置いて上から汁をかけてくれた。カオラウは、ほのかに八角の香るエキゾチックなうどんのよう。共にミントや唐辛子、ネギなどの薬味が効いておいしい。

このホイアンやダナンの麺料理が日本人の口に合うのは、日本との交易の影響もあるのかもとダナンの歴史を振り返りながらおいしい麺料理に舌鼓をうった。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

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