2019/3/11

自分が満足できない結果で終わらせることが唯一の失敗じゃないですか。僕はグーグルのインターンに落ちたから、日本語を生かす道を探して今のキャリアに至った。うまくいかないことも終わらせずに次に展開することができれば、それは失敗とは言わないです。

■20歳のあなたへ
やりたいことは全力でやってみること。今やっていることをやめる必要はない

やりたいことは早めに見つけた方がいいと思います。僕が一番多くツイッターで受けた相談は「やりたいことが分からない」か、「やりたいことはあるけれど、実際にやるのは怖い」の2つ。賢いやり方が絶対あるはずと僕は思うので、怖がらずに最低限のことをやってみればいいんじゃないかな。

まず、やりたいことが分からない場合。幅広く色々なことをやってみたらいいのでは? それで興味が持てることはとりあえず全力でやってみて、途中で嫌だとなったら変えてもいいと思います。

僕の姉は大学で工学を勉強して、卒業後は重工業の機械をつくる仕事をしていました。でも突然「工学は嫌だ」と言って大学に入り直して、今は血液臨床検査技師をしています。もう大学を出たし、こういう会社に入ったから一生我慢しなきゃいけないと思うよりは、今までの経験を生かしつつ、将来を捨てない方向で別のやりたいことに挑戦してみればいい。

実際にやるのが怖いという人へ。僕の場合、お笑いタレントを目指したときには経営者だったけど、辞めることなく週末だけ養成所に通っていた。それは何のリスクも損もない。ただ自分に合った方法でお笑いの勉強をして、養成所を卒業して2カ月たたないうちに運良くテレビに出られた。イチかバチかで考える必要はないと思います。

僕がこれからやりたいこと……答えようがないですね。今は趣味として小説を英語で書いているし、ドラマの仕事もやっている。なにかやりたいことがあるとしたらもうやっているよ、今でも。

ジェイソン・D・ダニエルソン
1986年、米ミシガン州生まれ。17歳のとき、飛び級でミシガン州立大学入学。米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校でエンジニアリング学部、コンピューターサイエンス学科修士課程修了。米国企業の日本法人支社長を経て、テラスカイ入社。14年から「厚切りジェイソン」の名でお笑いタレントとしても活躍。著書に「かなり気になる日本語」(SB新書)など。

(渡部加奈子)

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