新開発の機構を搭載 スリムな消せる3色ボールペン

消せるボールペンというと2007年に国内発売されたパイロットの「フリクションボールノック」が知られていますが、三菱鉛筆の「ユニボール R:E」も、ぜひ注目したいボールペンです。本体や芯のカラーバリエーションなども「ユニボール R:E」シリーズは豊富になってきましたが、スリムな軸にインクがたっぷり入った消せる3色ボールペン「ユニボール R:E 3」が新登場しました。

写真左からブラック・シャンパンゴールド・ライトピンク・ライトブルー

「ユニボール R:E 3」の最大の特徴は、12.7mmの細い軸径です。多色ボールペンは1本で複数の色が使えるため便利なのですがその半面、軸が太くかさばってしまうのがネックとなっていました。三菱鉛筆は消せるボールペンの多色タイプを発売するに当たり、消せるボールペンについてのアンケートを行いました。その結果「軸の太さ」と「インクの減り」という2つの問題に着目。今回新たに開発した「回転セレクトノック機構」と、金属製のリフィルを搭載することで、軸の太さを抑え、同サイズの樹脂リフィルと比べて2倍のインク量とすることに成功しました。軸色は限定版を含む全7色。値段は各500円(税抜き)です。

インク色は3色

インクはブラック・ブルー・レッドの3色。「熱消去性インク」が使われており、60℃以上の熱を加えると無色になる性質があります。ノック部の専用消し具で書いた線をこすると生じる摩擦熱により、化学変化が起こりインクが無色に変化。書き間違えた文字を消したり、何度でも書き直したりすることができます。

【注目機能1】「回転セレクトノック機構」で3色ペンなのにスリムな軸を実現

使用したい色に矢印を合わせる


「ユニボール R:E 3」では軸を細くするために、新開発の「回転セレクトノック機構」が採用されています。ノック棒がない多色ノック式ボールペンという画期的なボールペンです。「回転セレクトノック機構」は、軸を回転させて使いたい色を選択し、ノックして芯を繰り出す新しい機構になっています。

軸に3色の色と矢印がついている


使い方は簡単で、軸には、赤・黒・青の3色がプリントされており、軸を左右にクルクル回転させて矢印マークを合わせます。

ノックすると選んだ色がでる


矢印マークを合わせてノックすると、その色の芯が出てくるという仕組みです。色を変えたいときはノックして芯を戻し、軸を回転させて再度色とマークを合わせます。この仕組みに慣れると、色を選んでおいてノックするだけなので色を手軽に変えられます。
【注目機能2】金属製のリフィルでインク量が2倍に

インク量2倍の金属リフィル


機構だけではなく、もう1点注目したいポイントは「リフィル(替え芯)」です。一般的にリフィルが複数入る多色ボールペンは、リフィルの幅をとるため単色ボールペンよりも軸が太くなります。そこで軸をスリムにするために、金属製のリフィルが使われています。金属製のリフィルは、樹脂リフィルよりも薄く加工できるため。同じ大きさでインクを2倍入れることができます。インクが長持ちするので、コスパも良いのがうれしいポイントです。
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