「夢実現へ200万円ためる」20代フリーターの突破口家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=PIXTA
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「3年後に200万円の資金を作りたい」。こう話し、家計相談にやって来たのは東北地方在住の男性フリーター、Kさん(28)。職業を変えるため3年後に上京し、就職先を探す計画を立てています。Kさんは専門学校を卒業後、数年間にわたり正社員のパティシエ(ケーキ職人)として勤務。本が大好きで「出版社でバリバリ働く編集者になりたい」との思いを捨てきれず、退職してフリーターとして働きます。長時間のアルバイトと自己投資を含めた習い事で早く行動に移したいKさんですが、意外にも時間とお金の使い方が、夢を阻む足かせになっていたのです。

Kさんは今、実家暮らしのフリーター。学生時代やパティシエ時代にためた貯蓄は、増えるどころかむしろ目減りしています。「このままでは夢をかなえることはできない」と焦るKさんに、親は「そろそろしっかり独立して」とプレッシャーをかけます。明らかに袋小路に陥っていました。

バイトで月24万円を稼ぐが、自己投資で泡と消える

「やりたいことをするため、正社員からフリーターに転向」というKさんの行動には、「少し甘い判断だったのでは?」と感じます。しかし、人生の再スタートは応援したいもの。どのようにやり繰りすれば夢の実現に近づくでしょうか。収支の状況を聞いてみました。

Kさんの収入源は長時間のバイトです。2つ掛け持ちで頑張り、月24万円の収入があります。支出も収入額と同じぐらいで、貯金残高は70万円。多額の出費があった月は、貯蓄で赤字を穴埋めする月もあります。

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