ポイント、nanacoで賢くためる 税金払いでも有効ポイント賢者への道(101)

ポイントの付くクレカを使ってチャージしたうえで税金を支払えば、間接的に多量のポイントをためられる
ポイントの付くクレカを使ってチャージしたうえで税金を支払えば、間接的に多量のポイントをためられる

前回はイオンでのお得な決済方法を紹介しました。今回はイトーヨーカドーとセブンイレブンを中核とするセブン&アイ・ホールディングスについてです。

同グループが運営する電子マネーは「nanaco」ですが、なんとなく使い道が狭そうだからと、保有をためらう人がいるようです。確かに企業横断的に利用できる他の電子マネーと違い、nanacoは対応店舗がほぼグループ内に限られてきました。

しかし、使い道は多くの人が思う以上に広いといえます。セブン&アイは中核2事業のほかヨークマート、そごう・西武、アカチャンホンポ、デニーズなど多様な店舗を展開します。最近になり、サンドラッグやツルハなどグループ外の加盟店も増えてきました。

グループ内での支払い時に還元されるポイントは通常1%と満足できる水準です。いくつかのクレジットカードを用いればチャージ(入金)時にそのポイントがたまります。グループ発行のセブンカード・プラスは0.5%分、リクルートカードなら月3万円を上限に1.2%分たまります。

セブン&アイの店舗には専用チャージ機やセブン銀行ATMが設置され、現金でチャージする人を見かけますが、ポイントの付くクレカの利用をお勧めします。イトーヨーカドーでは毎月8のつく日は、nanacoなどで支払うと、ほぼ全商品が5%割引となる特典もあります。

nanacoには税金・社会保険料の支払いに使えるという隠れた利点もあります。セブンイレブンが店頭で収納を代行しており、国民健康保険料や一部自治体の固定資産税や自動車税などを支払えます。ポイントの付くクレカを使ってチャージしたうえで支払えば、間接的に多量のポイントをためられます。1枚持っていて損はありません。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年2月16日付]