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相次いで刊行された2冊を1階のビジネス書コーナーの平台に並べて展示する(八重洲ブックセンター本店)

相次いで刊行された2冊を1階のビジネス書コーナーの平台に並べて展示する(八重洲ブックセンター本店)

ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回は定点観測している八重洲ブックセンター本店だ。ここでも、世界を正しく見る習慣について論じた世界的ベストセラー『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』がベストセラートップを快走する。どこの書店でも売れていく久々の大型ヒットビジネス書になってきた。そんな中、書店員が注目するのは、人を奮い立たせるリーダーのあり方を説いてリーダーシップ論に新風を吹き込んだ著者による2冊の新刊だった。

本物のリーダーはWHYから始める

その本はサイモン・シネック『「一緒にいたい」と思われるリーダーになる。』(イーサン・M・アルドリッジ作画、鈴木義幸監訳、こだまともこ訳、ダイヤモンド社)とサイモン・シネック、デイビッド・ミード、ピーター・ドッカー『FIND YOUR WHY あなたとチームを強くするシンプルな方法』(島崎真澄訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。著者のシネック氏は2009年のTEDトークで理念を掲げて人々を巻き込むリーダーの思考法を語って大きな反響を得た。

本物のリーダーはWHATではなくWHYから思考を始める、というのがシネック氏のリーダー論の核心だ。このWHYこそが理念と大義であり、これが人々や社会を奮い立たせるのだという。1月に相次いで出た2冊の本はその考えを一つは絵本として、もう一つはガイドブックとしてまとめた本だ。

公園を会社に見立て物語を展開

絵本の方は『「一緒にいたい」と思われるリーダーになる。』。公園で遊ぶ3人の子供を主人公に、「公園の王様」と呼ばれるガキ大将にびくびくしながら遊んでいた3人が王様に立ち向かい、仲間を見つけ、リスクを冒して行動を起こし、理想の遊び場にたどり着く絵物語だ。そこにシネック氏の格言めいた50の言葉がちりばめられている。

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