プリペイドカードの使い方 還元率向上し家計管理にもファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

楽天銀行が発行する楽天銀行プリペイドカードは、1回のチャージ金額に応じてプレミアムバリューが上乗せされます。例えば、5万円をチャージすると、5万500円利用できる形となるため、チャージした金額に対し1%にあたる金額が還元される計算となり、こちらも一般的に優秀とされるクレジットカードの還元率におおむね並びます。

比較的新しい「王道カード」(実質年会費無料でどこで使っても還元率が1%以上)といえるdカードも、クレジットカードだけでなく、プリペイドカードを出しています。通常の還元率は0.5%と高くはありませんが、ローソンでの買い物が3%オフになったり、マツモトキヨシでは最大3.5%がたまったりと、提携店舗で大きな還元が受けられるようになっています。

興味深いのが、ゆうちょ銀行が出しているmijica Visaデビットカード(プリペイド機能付き)。還元率は0.25%と高くはありませんが、入金にゆうちょATMが利用できたり、毎月決まった日に決まった金額が自動的に入金される「指定日チャージ」などが選べます。プリペイドカードでは、クレジットカードや銀行口座を連携させてスマホでチャージできると便利ですが、この操作を難しいと感じる人も多いです。ゆうちょATMや指定日チャージは比較的親しみやすいと感じる人が多いのではないでしょうか。

固定費はクレカ、変動費はプリカで支払い

国際ブランドのプリペイドカードは、おおむねクレジットカードが利用できるところでは同じように使えますが、保険料や通信費といった、毎月引き落としされる「固定費」の支払いに使えないことが多いです。そもそも「固定費」は、自分の感情で消費が増える項目でもないため、従来通りクレジットカードを使っても使いすぎてしまう心配は少ないですね。

そう考えると、「固定費」については従来通りクレジットカード払いとし、お財布を開いて払う、自分の気持ちによって消費度合いが変わりがちな「変動費」についてはプリペイドカード払いとするスタイルは、現金だけで支払っていた人にとっても取り込みやすいキャッシュレスのスタイルだと考えられます。

LINE Payの新しいカードであるクレジットカードも発行を楽しみにしつつ、充実したラインアップが広がっているプリペイドカードの世界に目を向けてみると、我が家の家計運営と相性のよい組み合わせを見つけることができそうです。

風呂内亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。最新刊「ほったらかしでもなぜか貯まる!【なぜたま!】」(主婦の友社)など著書・監修書籍も多数。管理栄養士の資格も持つ。http://www.furouchi.com/
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし