マネー研究所

人生を変えるマネーハック

資産運用もインフレ考慮 「実質利回り」が肝心 物価上昇をマネーハック(3)

2019/2/18

定期預金の利息が2.5%だから運用なんか考えなくてもいいと思っていても、インフレ率が3%なら実質利回りはマイナスということも起こりえます。特に5年物あるいは10年物のように定期預金を長期で設定していた場合、固定金利が長く続くことになりますから、金利上昇局面においては見直しが必要になります。

そのときやはり必要なのは、インフレを上回るリターンを目指すことのできる投資対象、特に株式などを上手に組み入れることでしょう。

先ほども説明した通り、将来の夢を実現するための目標額も上方修正をしていく意識が欠かせません。子どもの学費準備、住宅購入費、老後資金なども時々見直しましょう。

例えば、インフレが進んだ結果、毎月1万円の積立額を月1万2000円に引き上げる必要があったとしても私たちはなかなかそうしようとしません。しかし、手直しをしない限り、準備目標はずれ続けていくのです。

こういうことを考えると、実はインフレがない社会のほうがマネープランとしてはシンプルである気がします。しかし、いつかは物価上昇の時代がやって来ると思います。今のうちからトレーニングをしておいて損することはないはずです。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「共働き夫婦 お金の教科書」(プレジデント社)など。http://financialwisdom.jp

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