資産運用もインフレ考慮 「実質利回り」が肝心物価上昇をマネーハック(3)

仮に現在の生活水準で3000万円を老後資金として蓄えたいと考えたとします。しかし、毎年2%ずつ物価が上昇したとすれば、20年後に必要となる金額は何と4457万円になってしまいます。

20年後に「何とか3000万円ためた!」と思ったら、老後に必要な金額はさらに遠ざかっていて、希望する生活水準を満たさないということがありうるわけです。

そうならないためには、ゴールを軌道修正していく必要があります。毎月の積立額を増やしていったり、運用利回りを向上させたりする努力が欠かせないわけです。

資産運用の観点では、「インフレ程度の利回りを確保してようやくプラスマイナスゼロなんだ」と考える必要があります。たとえ定期預金の利息が2%の利回りになっても、2%のインフレが生じていれば「実質利回り」はゼロです。

私たちは物価が上がるというと買い物の値段の上昇だけを考えてしまいますが、資産運用にも大きく影響します。これからは実質利回りを考えるという意識が重要です。

夢を実現するための目標額も時々上方修正を

運用で5%稼いだとしても、インフレ率が2%であれば実質利回りは3%です。見かけの数字に惑わされない「実質価値の変化」で判断しなければなりません。

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