MONO TRENDY

ヒットを狙え

JTが低温加熱式たばこの弱点を克服 高温型も追加

日経トレンディ

2019/2/26

低温加熱式の「プルーム・テック・プラス」(左)と高温加熱式の「プルーム・エス」
日経トレンディ

注目の新製品をピックアップ、市場性や開発者の声などから、日経トレンディ記者が大胆に「ヒット予報」をする。今回取り上げたのは、JTの加熱式たばこ「プルーム・テック」の新型2製品だ。

◇  ◇  ◇

JT「Ploom TECH+(プラス)」 
●実勢価格/4980円(スターターキット)、500円(専用リフィル)※共に税込み
●フル充電時の使用可能パフ数/約250パフ(カプセル5本分相当) 
●充電方式/マイクロUSBケーブル 
●充電時間(フル充電)/約90分 
●発売日/2019年1月29日 

拡大中の加熱式たばこ市場。「アイコス」でシェアトップのフィリップ モリス ジャパンを追う「プルーム・テック」のJTが、新たに2商品を発売。ラインアップ強化で攻勢に出る。

プルーム・テックは低温で加熱する仕組み。アイコスなどの高温加熱式たばこに比べてにおいが少ない半面、「吸い応え」は劣っていた。新たに発売した「プルーム・テック・プラス」は、カプセルのたばこ葉などを増量。リキッド入りのカートリッジを新たに加え、弱点を克服した。

新たにリキッド入りのカートリッジを追加し、煙の量や吸い応えを強化。従来のプルーム・テックと違い、ボタンを押して電源を入れて使う。加熱時間は不要で、電源を入れてから待たずに吸える

フレーバーはレギュラーとメンソール2種類ずつ。実際に吸ってみたところ、味わいや煙の量は確かに増していた。吸い込み回数を示すパフ数は、フル充電時の連続使用、1カプセル当たりとも従来と同じ。バッテリーの残量は20%から段階的に分かるようになった。

カプセル5個と、そのぶん使えるリキッド入りのカートリッジ1個が入ったリフィルは、レギュラーとメンソール2種類ずつ。価格は各500円(税込み)

加熱式たばこ市場の主流である高温加熱式たばこも新たに発売。「プルーム・エス」は専用のたばこスティックを差し込み、約40秒間加熱して吸う。連続使用は約10本分可能で、18年末にフィリップ モリス ジャパンが発売した「アイコス3マルチ」と仕様は同じ。本体サイズは大きいが、価格は7980円(税込み)でプルーム・エスの方が約1000円安い。

「プルーム・エス」は7980円(税込み)で、「glo」(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)と同様、専用のたばこスティックを差し込み、加熱を待って吸う仕組みだ

いずれも19年1月29日に発売し、当初はプルーム専門店と同オンラインショップのみで購入可能。19年中に全国への販路拡大を目指す。

ヒット予報
既存のユーザーには、吸い応えが増したプルーム・テック・プラスは歓迎できる。他社の高温加熱式たばこがシェアを握る中、プルーム・エスの使い勝手は他と同等レベルで、後追いとしてはインパクトに欠ける印象。

[日経トレンディ2019年3月号の記事を再構成]

「マーケ・デジタル戦略」が分かるデジタルメディア、日経クロストレンド

「日経クロストレンド」では「P&Gマフィア」「AIを使ったリアル店舗の逆襲」「クルマ・鉄道を変えるモビリティ革命『MaaS』」「中国ネット企業の実情」など、次の時代を予見するマーケティング・デジタル戦略の特集記事を毎月たっぷりお届け。マーケ担当者に加えて、経営者・役員やIT担当者など、幅広い層に読んでいただいています。


MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
ワークマン快進撃 ユニクロ超えの1000店舗体制へ
日経クロストレンド
4万円台のXperia ドコモ夏商戦の切り札となるか
日経クロストレンド
キリン淡麗とサントリー金麦 緻密なリブランド戦略
日経クロストレンド
メルカリ愛用者 なぜ新品を衝動買いしやすいのか
ALL CHANNEL