渋谷が大変身 グーグルが戻る街のいまを探訪

渋谷は若者や起業家をはじめ、多くの人をひきつける

高齢者にも渋谷ファンが増えている。多摩地区に長く暮らし、昨年、渋谷に引っ越してきた60代の男性は「徒歩圏内にいい病院や商業施設もあるし、すごく便利です。公園など緑地も多いし、近所には昭和の雰囲気を残した銭湯もあります。郊外では自家用車が必需品になりますが、年齢とともに運転のリスクは高まります。高齢者ほど都心のほうが住みやすい」と答える。渋谷区内には比較的銭湯が多く、60歳以上を対象に月2回無料開放日を設けている。

渋谷は若者の街というイメージが強い。18年10月末のハロウィーンでは一部の若者が騒動を起こすなど治安面の問題が指摘された。渋谷区は19年度に区内防犯カメラを415台増設して911台とする計画で、防犯対策を強化し安心・安全なまちづくりにつなげる。

日本のITの旗手、孫正義氏が率いるソフトバンクグループは20年に本社を港区の汐留から竹芝に移転することを表明した。同グループで未来の人材を育成する、孫正義育英財団の施設は渋谷にある。同グループのある幹部は「やはりIT人材には渋谷が最高の場所、ここが移転先だったらよかったのに」と悔しがる。遊ぶ、ショッピングする街から働く街へ進化している渋谷。大改造が進む街は暮らす街としても注目を集めそうだ。

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