ドイツの装飾品ブランド「モンブラン」は山岳探検のスピリットをイメージした腕時計「1858」コレクションから、ブロンズ製ケースの新作を発表した。「自然回帰」をテーマに掲げ、カーキグリーンの文字盤、同色のNATOストラップ(ナイロン製ベルト。北大西洋条約機構=NATO=軍の制式品に由来する)を組み合わせた。
機械式自動巻きの「オートマティック」のほか、ストップウオッチ機能を備えた「クロノグラフ」、文字盤の上下にそれぞれ24時間で1回転する北半球儀と南半球儀を配置した「ジオスフェール」を投入する。
フォーマルなドレスウオッチ「スターレガシー」コレクションでは、複雑機構(コンプリケーション)を搭載した「メタモルフォシス・リミテッドエディション8」を発表。文字盤に2つの小窓を配置、それぞれのシャッターが開くと12時位置にはトゥールビヨン(重力による誤差を補正する機構)、6時位置には地球を周回する月を表示するムーンフェイズ機構が顔をのぞかせる仕組みとした。
モンブランは1993年に現在のリシュモングループの傘下となり、1997年には高級腕時計に参入。2006年、スイスの老舗時計ブランド、ミネルバをグループに迎え入れた。「1858」のコレクション名はミネルバの設立年にちなむ。
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