不動産より日本株で資産形成 AIや自動運転に注目

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はSHIGEさん(54) 落語鑑賞とDVD/ブルーレイ・ディスク(BD)の作成・編集が趣味。

1994年~

SHIGEさん 仕事を極めるよりも、資産を賢く増やすことが大事

コンピューターソフト開発のシステムエンジニア(SE)として働く一方で、資産形成のため投資を考え始める。当初は不動産バブルが崩壊し、手ごろな価格まで下がったので、このタイミングでマンションを購入して景気が回復すれば物件価格も右肩上がりになると考えた。そこで複数物件を見たうえで、不動産会社に中古マンションの値下げ交渉をしたところ、チラシの金額の8割まで簡単に下がった。安易に値下げに応じる業者の対応から将来の価格上昇にも期待できないと思い、不動産は資産形成に不向きと判断。日本株の積み立て投資を始めた。

98年~

会社の寮(横浜市)を出て、都内(大田区)の賃貸マンションに引っ越す。その後、同じマンション内で部屋を移ったが、更新の都度に値下げ交渉した結果、賃料が入居時より17%安くなった。

2010年~

当時の勤務先が他社と合併したため、新会社に異動する。保有する旧会社の株式がTOB(株式公開買い付け)されたため、プレミアムを乗せた価格で売却できたので幸運だった。東日本大震災の後など、日経平均株価が1万円を割り込んでいたころに購入した株が、アベノミクス相場で軒並み高騰。交流サイト(SNS)やソーシャルゲーム関連の銘柄を手がけ、追い風に乗って資産を順調に増やす。

18年~

昨年秋以降の世界的株安を受け、10~12月で資産を1500万円ほど減らしたが、基本的には今後の相場見通しについては楽観視している。現在のポートフォリオは日本株が約7割を占める。興味ある業界の、好きな企業に投資するというのがメインスタンス。最近は人工知能(AI)や自動運転などの投資テーマに注目している。預貯金など元本保証の商品が約1000万円ほどあるので、日本株を中心にリスク資産に投資していきたい。

[日経ヴェリタス2019年2月10日付]

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし