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トンカツ好きなら塩で食べて 衣サクサク肉の甘み増す魅惑のソルトワールド(26)

トンカツと相性の良い塩がある。ヒマラヤブラックソルト(左)、インカの天日塩(上)、ヒマラヤピンク岩塩(右)、モンゴル岩塩天外天塩

●モンゴル岩塩 天外天塩(内モンゴル自治区)

モンゴルで採掘される岩塩を一度溶かして不純物を沈殿させたあと、再度結晶させた塩。するどいしょっぱさがトンカツの脂の甘さをひきたてる

●インカの天日塩(ペルー)

アンデス山脈の麓にあるマラス村でインカの時代から生産されている塩。地下から湧き出る塩水を塩田に引き入れ、太陽と風の力で結晶させる。まろやかなしょっぱさと強い甘味が、トンカツの身の甘さを引き立てる

●地中海クリスタルフレークソルト(キプロス共和国)

地中海の海水を塩田に引き入れ、太陽と風の力だけで濃縮・結晶させた完全天日塩。力強いしょぱさと、ほのかな苦味がある。ピラミッド状の大きな結晶も特徴的で、トンカツのサクサクした食感をさらに強調する

●ヒマラヤブラックソルト(パキスタン)

高温のマグマの熱で焼かれたことによって硫黄を多く含んだ岩塩。温泉卵のような味と香りが楽しめる。トンカツの身の甘さを強調してくれる

「ヒマラヤブラックソルト」「インカの天日塩」を除く塩に共通するのは、塩味が強く、ほのかな苦味があるということだ。力強いしょっぱさと苦味によって衣の油っこさを緩和しつつ、脂の甘味を引き出すからだと思われる。また、中には酸味がある塩も含まれており、これもまた揚げ物をさっぱりさせる効果がある。「ヒマラヤブラックソルト」は硫黄の香りがする一風変わった塩だが、これはこれで豚肉の身の甘味を引き立ててくれる。「インカの天日塩」も甘味が強い塩なので、肉の甘さを引き立てる。

豚肉が多様化したように、塩も多様化している。ぜひ色々なトンカツ×塩の組み合わせを試して、自分なりのベストを見つけてほしい。

(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)


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