市場は波乱含み バランス型投信で「守り」の運用複数資産に分散投資、リスクを抑制

写真はイメージ=123RF
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米中貿易摩擦などを受け、株式など世界の金融市場は波乱含みだ。こうしたなかで注目されているのが「バランス型」の投資信託だ。値動きの異なる複数の資産に分散投資することで、リスクを抑える「守り」の運用にも向く。人気の高まりから運用各社も新商品の投入などに力を入れている。運用の仕組みや活用法をチェックしてみよう。

バランス型投信は国内外の株式や債券、不動産投資信託(REIT)などに幅広く投資する。資産の種類や比率は商品によって異なる。

人気ぶりは統計にも表れている。日興リサーチセンターによると、2018年末の運用残高は8兆7600億円と07年以来、11年ぶりの規模に増えた。商品本数も1000本を超えている。

18年の株価の乱高下でリスクを軽減したいと考える投資家が増えたもよう。最近は若年層を中心に、短期でのリターンを狙わないコツコツ型の投資が浸透していることも追い風となっているようだ。

柔軟に入れ替え

新たな商品も増えている。より安定運用を望む投資家に人気なのが「リスクコントロール型」だ。資産配分が固定されている従来の商品と異なり、相場の状況に応じて資産配分を柔軟に入れ替える。

例えばアセットマネジメントOneが運用する「投資のソムリエ」。目標とする価格変動リスクを年率4%程度に設定し、これに基づいて国内外の株式、債券など8つの資産の比率を決める。相場急落時は比較的リスクが低い資産の配分を増やし、資産を減らさないことに重点を置く。

こうしたリスクコントロール型の商品は「おおよそのリスクやリターンを事前に想定できるため投資初心者にも勧めやすい」(楽天証券経済研究所の篠田尚子ファンドアナリスト)という。

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