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女性管理職が語る

しなやかに、したたかに 少し先を見て育てるキャリア 凸版印刷人事労政本部人財開発センター部長 沢田千津子氏

2019/2/14

沢田千津子・凸版印刷人事労政本部人財開発センター部長

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。女性管理職が交代で執筆します。今回は、凸版印刷の人事労政本部人財開発センター部長の沢田千津子氏です。

◇  ◇  ◇

読者の皆さんはキャリアについて問われたとき、どのように考えるでしょうか。私自身は、これまでを振り返ってみると、任されたミッションをひとつずつ、少し先を見て背伸びしながら一生懸命取り組み続けてきたら今の自分になっていた、というイメージです。

まずは目の前の仕事で水準以上の成果を上げ認められることで、任される仕事のレベルや難易度をあげていこうと考えて仕事をしてきました。そのきっかけになった言葉が二つあります。いずれも入社して間もない頃、私の世話役だった先輩がかけてくれた言葉です。

一つ目は「こんなことにおまえを使ったらもったいない、そう思われる人になれ。そうすれば誰もおまえにこんなことを頼まなくなる」というものです。経済的自立に向けて男女差なく働いていたつもりでしたが同期の男性と同等に扱われないと感じることが多く、悔しさのあまり私が先輩に訴えたときの返事です。

今になって思うと当たり前のことで私が甘かっただけなのですが、このタイミングで、周囲の自分への扱いが納得できないとき、他人のせいにするのではなく、「自分が会社に貢献し評価されるように成長することだ」「自分のあり方次第だ」と自覚できたのは、大変大きかったと思います。

また「若いうちは特にライフイベントが多く、先のことが予想できないから短距離走の視点になりがちだが、長距離走の視点で考える癖をつけた方がいい。これは業務を遂行する上でも役に立つ」とも教えてくれました。今でこそ当たり前ですが、30年近く前は、いつ辞めるかわからないと思っている若い女性に真剣にアドバイスしてくれる人も少なかったのです。

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