女がときめく男の装い

女心に効く「色っぽいメガネ」 場面に応じた4タイプ ファッションディレクター 清水久美子

2019/2/17

華やかさを倍増しにするディータならではのダイヤモンドカット。見る人が見れば、それとわかるブランドのアイコンディテールだ

男性のメガネ顔、それは男の方が思っている以上に女性の心をつかむむもの。ことに春、新たな環境の扉が開くシーズン、初めましての挨拶の瞬間、名刺を差し出すその顔が、すてきなメガネ顔であったなら、第一印象のアドバンテージはかなりのもの。何人かの名刺交換のその後に、彼の名刺の角にはこっそり小さな二重丸。「挨拶」から「出会い」に昇格の効果さえ、すてきメガネはかなえます。

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そう、女性はみんなメガネの男性が好き。

知的で大人で余裕がある。そんな良いことずくめの印象が、女性の「守られたい」という本能を、無意識に刺激しているのかもしれません。

出会いの多さは人生の豊かさ。ならばこのメガネ効果の恩恵をとことんまで味わい尽くすのも、心機一転の季節には正しい行為です。

けれど、「オッケー、じゃあメガネね」とメガネを買おうとした瞬間、さっと男性の心に芽生えるは茶道や武道並みの「メガネ道」。

日々の視力をサポートするものですから、「選択は慎重に」は一理ありますが、そもそも男性のメガネ選びは往々にして深掘り傾向。使い勝手と機能性、製品の裏に隠された思想と己のアイデンティティーの擦り合わせなど、様々なこだわりのターボがかかり、女性の目からすれば、そんな姿は「……利休?」の域。

一触即発のような真剣さに、「……余計なことは言うまい」と、顔で笑って気配をかき消す、そんな茶坊主のような彼女の様子は、東京・青山界隈(かいわい)のメガネ屋さんの風物詩です。

■男性に許された唯一のメーキャップツール

とはいえ、「ちょっともったいないな」と茶坊主が感じていることなど、プチ利休さんは知る由もないのです。

なぜなら、女性から見れば、メガネは男性に許された唯一のメーキャップツールの一面も。ですから、あの手この手でシーンごとにメガネを変えて、新たな魅力を披露するのも、大人の余裕として「あり」な選択なのです。

そう、本命の一本道もおいしいけれど、脇道もまた甘露なのがメガネというコミュニケーションツール。しかも、昨今は男女ともにメガネブーム。メガネ女子増殖の折り、メガネは「旬」のキラーアイテムになるのです。

では、どんなシーンでどんなメガネをもってアピールすれば、人生は更に楽しくなるのでしょう。

ここでは、シーンごとに確実に女心に効く、一芸に秀でたメガネを一気にご紹介いたします。

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