イオンで賢くためるには 手持ちのクレカ利用も一手ポイント賢者への道(100)

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WAON POINTカードを見せて高還元率の手持ちクレカで支払うのが一般に有利だ
WAON POINTカードを見せて高還元率の手持ちクレカで支払うのが一般に有利だ

イオンはグループ内で複数の決済サービスを提供しており、それぞれの規定に従いポイント還元を実施しています。利用者からするとどれを使えばお得なのか迷ってしまいそうです。整理して考えてみました。

イオングループにはまずクレジットカード「イオンカード」(年会費無料、基本還元率0.5%)があります。ダイエーやマックスバリュなどを含め、グループの店舗で利用すると還元率は1%になります(一部店舗除く、以下同様)。

さまざまな優遇日が設けられており、毎月10日は還元率が2.5%にアップします。毎月20日・30日は商品の代金が5%割引です。

次に「WAON POINTカード」です。プラスチック製で紫色をしたグループ共通のポイントカードです。店頭で無料ですぐに発行してもらえます。会計時に提示すると0.5%分のポイントが付きます。

現金で払えばそれでおしまいですが、手持ちのクレジットカードを用いて決済すれば、そのポイントを獲得できます。クレカの還元率が例えば1%なら合計還元率は1.5%。先述のイオンカードで決済するより有利です。毎月10日のポイント増量や、20日・30日の5%割引も受けられます。

グループで発行するクレカを使っていれば特典面で最も有利だと思いがちですが、必ずしもそうとは限らないことがこの比較から分かるでしょう。

イオンには事前チャージ式の電子マネー「WAON」もあります。決済時に0.5%分のポイントが付き、他と同様の特典もあります。ただ残念なことに一般的なクレカからはチャージできず、イオンカードを使ってチャージしても通常ポイントは付きません。

WAON POINTカードを見せて高還元率の手持ちクレカで支払うのが一般に有利だと言えます。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年2月9日付]

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