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「他人から見た自分」と「ガクチカ」

就活教室 自己分析(2)

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NIKKEI STYLE

いよいよ自己分析開始です。今回はあなたのことをよく知らない人(採用担当者)からどのように見られるのかを把握する方法と、自分の強みをどうやって探すのかを説明します。前回挙げた注意点「自己分析を目的にしない」「1回で終わらせない」「マイナス面に目を向けない」「求める人材像に合わせない」を頭の片隅において取り組んでください。

手順その1 他人からどう見られているかを把握する

●把握方法Aパターン

採用選考で、あなたのエントリーシートを読んだり、面接したりする人は、あなたのことを知らない人です。まずは自分が他人からどんな人物に見られているのかを把握しましょう。具体的には、大学や専攻、サークル、アルバイト、趣味、写真など、自分の周辺情報から他人はどんな印象を持つのかを調べるのです。これは自分がどんな性格なのか、どんな強み(長所や能力)を持っているのかに関係なく、他人が周辺情報から受け取るイメージを把握するためです。

簡単な履歴書のようなものを作成します。正式なものでなくても十分。大学、学部・学科、ゼミ・研究テーマ、所属サークル、アルバイト、趣味などを箇条書きにし、顔写真を貼ったら終了。10分でできることです。それを友だちの友だちや親の知り合い、アルバイト先の社会人など、できるだけあなたのことをよく知らない人に見てもらってください。知らない人がいなければ、あとで説明する把握方法Bパターンを御覧ください。

履歴書を見てもらった人には「プラスイメージ」と「マイナスイメージ」を教えてもらいます。そうすれば、自分の周辺情報が与えるプラスとマイナスのイメージを客観的に把握できます。

●把握方法Bパターン

もう1つの把握方法はインターンシップなどでのグループワーク・グループディスカッションを活用する方法です。インターンシップで最も多いプログラムはグループワークで、インターンシップに参加した人の75%がグループワークを経験しています。

このグループワークで他人から見た自分を把握することができます。グループワークに集まるのは大学の違う、お互いに知らない学生たちです。このチャンスを使わない手はありません。グループワークが始まる前に時間があれば、自己分析の一環として「自分が他人からどう見られるのかを把握したい」といった趣旨を説明してください。そこで同意を得られたら簡単に自己紹介をし、「私ってどんな人に見えますか?」と。あとは、みんなに感想を言ってもらうだけです。これで他人から見た自分を把握できます。

手順2 学生生活で取り組んだことを書き出す

履歴書を誰かに見てもらっている間、もしくはインターンシップで他人から見た自分を把握できたら、「自分のこと」を分析しましょう。まずは、大学生活で力を入れて取り組んだことを書き出すことです。大きな成果をあげた、何かの大会に出たもしくは優勝した、資格を取得したといった、華々しい経験である必要はありません。

これまでの学生生活を振り返って、「印象に残っている」「頑張った」「辛かった」「楽しかった」などを思い出してください。エントリーシートや面接では、立派な強みをアピールしても、具体的な経験・エピソードがなければ、その強みを証明することはできません。根拠となる経験が最大の説得材料になります。

書き出す際には「テニスサークルでキャプテンとして全体をまとめるのが大変だった」とか「連携大学との共同研究をした際に、発表日までに講演資料を作りながら、プレゼンの練習をしたことが学生生活で一番つらかった」など、どの活動の、どのような場面かが分かるように書いてください。

何もないと思ったら...

「学生生活で他人に話せるようなことは何もない」という人がよく相談に来ます。そのような人でもよく話を聞くと、それなりのエピソードは出てきます。今年も7月になっても内定を得られないという女子学生が相談に来ました。「ガクチカで短期留学の話をしても全く選考を通過しない。でも、他に話すことがない」というのです。

ところが、趣味や長く続けていることなどを聞いてみると、東南アジアが大好きで10回以上旅行に言っている。TOEICは受けてないが、英語を使ってコミュニケーションは取れる、中学から毎日自宅のトイレ掃除をしているなど、エピソードがどんどん出てきました。自分ではエピソードでも何でもないことでも、他人には「へー、すごいね」と思えることがあります。何もないと思ったら、キャリアセンターに相談に行くなど、誰かと一緒にネタを探してみるのもいいでしょう。

手順3 具体的な考え、行動を書く

話は戻って手順2であげた「力を入れて取り組んだこと」の中から、自分らしさ、自分の良さが見える活動を選び、その取り組みの中で、自分の「考え」と「行動」を書き出します。具体的には以下のような内容です。

・取り組んだことの目標

・最初にどんなことをしたか(その理由も含めて)

・次に何をしたのか(その理由も含めて)

・大変だったこと、問題となったこと

・どのように切り抜けたか

・その結果どうなったか

・何を学んだか

・周囲からの評価は?

上記すべてを無理に書き出す必要はありません。書ける範囲で十分です。これを1つの文章にまとめておけば、「ガクチカ(学生生活で力を入れたこと)」になります。この「ガクチカ」が複数、できれば3パターンぐらいあると、自己PRなどを考える際に役立ちます。

手順4 「ガクチカ」から強みを導く

次にガクチカから強みを抜き出す作業です。複数のガクチカから共通する行動・考え方・能力などを探しましょう。複数の経験に共通して見られる行動・考え方・能力があなたの強みになります。書いた内容にはなくても、共通した行動・考え方・能力という観点からもう1度、取り組んだことを振り返ってみると、「そういえば...」といった行動が見えてくることもあります。

共通する行動・考え方・能力が見つかれば、それを強みにして自己PRをまとめましょう。例えば、以下のような内容です。

私は○○する力(共通する行動・考え方・能力)が強みです。学生生活で取り組んだ「ガクチカ1」で○○する力を身につけ、その力は「ガクチカ2」でも生かすことができました。貴社の△△の仕事でも、○○する力を発揮できると思っています。

このような内容にまとめることができ、共通する行動・考え方・能力を証明する過去の経験があれば十分です。ここで注意したいのは、1回目の「注意点4」でも指摘しましたが、企業の「求める人材像」に合わせないことです。無理に合わせようとして強みと過去の経験が結びつかなければ、裏付けとはなりません。

次回は志望企業を決める際に必要となる「価値観」と「企業選びの基準」について説明します。

渡辺茂晃(わたなべ・しげあき)
 日経HRコンテンツ事業部長、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科非常勤講師。91年入社。高齢者向け雑誌編集、日本経済新聞社産業部記者を経て98年より就職関連情報誌・書籍の編集に携わり、2005年日経就職ナビ編集長、2015年日経カレッジカフェ副編集長、2018年から現職。著書は『これまでの面接vsコンピテンシー面接』『マンガで完全再現! 面接の完璧対策』『面接の質問「でた順」50』など。

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