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インターン何社受けた?~対照的だった2人の選択

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NIKKEI STYLE

冬のインターンシップの季節となり就活に本腰を入れる人も多いのではないでしょうか。今回は、インターンシップを経て今年就職した社会人1年生にいろいろお話を伺った中から、印象的だったお2人をご紹介します。

7社でインターン:あえて様々な業種を選ぶ

お1人目は、インターンシップ先はあえて様々な業種を選んだというAさんです。もともと業界や仕事内容に強いこだわりはなく、ただ一点、「自分に合うところが一番良い」という思いで就活。面接の練習もかね、とりあえず色々な企業を受け、多くの企業で様々経験してから、7社のインターンシップに参加しました。業種は、IT系、ベンチャー、メーカー、金融、アパレル等。以下、Aさんのお話をまとめています。

多社面接で自分を知るメリット

面接で聞かれることはだいたい決まっているので、回数を重ねるごとに「自分のどのネタがうけるか」「自分が客観的にどうみられるか」わかるようになり、「相手の聞きたいポイントや求めているタイプ」もつかめるようになる。

会社のカラーによって、受け答えもキャラを少し変えて(明るめ、落ち着きめ、はっきり、優しくetc.)、臨機応変に対応できるようになった。面接に慣れ、インターンを経験するうち、「気があうインターン生が多い会社は、その会社自体が自分に合っている」と思うようになった。

デキル就活仲間は大事

グループワークをやっていて、優秀だなと思う就活仲間とは積極的に情報交換を! 他にどんなところを受けているか、選び方、どういうふうに面接を受けているかなど就活の様子を知ることは勉強になる。

自分の大学内で回ってこない情報が他大の学生から聞けるのも良かった。〇〇は金融に強いとか、この業界ならXXに聞こうみたいなネットワークができ、自分のその後に役立った。

後輩へのアドバイス=就活では何でもチャレンジしてみよう!

色々経験してみると、思わぬ展開や出会いがあるもの。就活は自分を知り、客観的に理解できるチャンス、インターンはそれを試せる良い機会だと思う。

多くの面接を経験したAさんですが、結局入社したのは、インターンシップの面接1社目。自分が無理せず自然体で面接したところに就職が決まったという結果でした。

今の仕事を伺うと、「グローバル部門で上司のサポート業務はもちろん、海外3カ国の担当として割り振られた仕事があり、やりがいを感じている。特に人には恵まれていて、一緒に働く周りの先輩方は、人間的にこうありたいと思える方ばかりだし、同期との一体感といったらない。一生同じ会社にいるか今はわからないが、まずは仕事をしっかりやりながら、プライベートも充実させたい」と、素晴らしい環境で仕事ができることにとても満足されています。面接で鍛えたコミュニケーション術が社会人として活かされているそうです。

1社で長期インターン:深く携わり知識吸収

次は、Aさんとは対照的にインターンシップは1社のみで、そのまま就職したSさん。ご自身が手記を寄せてくださったのでご紹介します。

入社半年で退社、同業大手に再就職

ベンチャー企業で正社員として働き始めて約半年、苦渋の決断で9月末に会社を辞めました。正社員としての歴は短いですが、大学2年の秋から始めたインターン活動を含めると約3年間働きました。そして今、次の仕事先もすぐに見つかり1ヵ月のフリー期間を経て、同業の大手企業に再就職します。

大学生時代、外国人労働者に関する授業を受け興味を持ち、漠然と日本で働く外国人に携わる仕事がしたいと思っていた矢先に、都内にあるベンチャー企業を紹介されインターンを始めることにしました。業務は社員と同じく企業営業をし、歩合制で給料が入り、大学が終わった後にスーツを着て稼働することが他の友達とは違い、どこか優越感を感じていたかもしれません。

インターンを始めて1年が経ち、やりたかった外国人技能実習生事業に携わることができ、他企業の就活は一切せずにこの会社に内定を貰いました。外国人技能実習制度は今メディアでも多く取り上げられており、実習生の失踪問題、企業の賃金未払い問題、外国人差別、悪質斡旋ブローカー等が話題となっています。

商材は「モノ」ではなく「ヒト」、導入する企業、実習生本人の人生を左右することになるため、人より一層幅広く業務に携わり知識の勉強をしました。しかしこの業界や事業に対する考え方が自分と社長にズレがあると徐々に感じ、このまま続けていくと自分の正義感も崩れていくと感じ、悩んだ末に退職することにしました。

再就職先で前企業のインターン経験の意義実感

とはいえ一切就活をしたことがないため、「ESって何?」「働くまでに何回も選考があるの?」等、次の就職先が見つかるか不安を感じました。

しかし技能実習生制度に携わりたいという気持ちは強く、とある技能実習事業をやる大手企業に行ってみると「若いのにこの業界に対する知識や熱意がここまであるなんて珍しいね」と評価され、すぐに内定を頂きました。

紛れもなくこの結果は前企業のインターンの経験のおかげであり、当時は置かれた環境に不満を感じることもありましたが、あの時、右も左も分からず、とにかく懸命に頑張ってきてよかったなと今は思います。今後も技能実習生事業に携わり、様々な業務をこなしてこの業界のプロフェッショナルになりたいと思っています。そして多くの企業や実習生の将来を良い方に変えていきたいです。

後輩へのメッセージ=インターンは目的意識を持って 

インターンをするとなると学生生活とインターン活動を両立する必要があります。時間と労力を使うため、目的意識を持って挑んでみてください。

アプローチは正反対:仕事に対する意識は共通

いかがでしたか?! アプローチは違いますが、2人とも「自分が仕事をする」ことへの意識がとても高く、何でも一生懸命取り組む姿勢が素晴らしい方たちでした。

ところで、インターンシップで人気のあるところは、一人一人をみて評価やフィードバックをしてくれる会社が多く、逆に、会社としてインターンシップのやる気が感じられなかったり対応が悪いところは、学生からマイナス評価になっています。

企業にとってもインターンシップの場は大事なPRの場でもありますね。会社も相性がありますから、学生も企業を面接する気持ちでいろいろ質問をぶつけたり、どちらも本音で面接に挑んでほしいと思います。

中村泰子(なかむら・やすこ) ブームプランニング社長。山口県出身。1986年に企画集団「スキャットクラブ・オブ・ジャパン」を発足、女子高生ビジネスを立ち上げる。88年、株式会社ブームプランニングを設立し、女子高生を中心としたマーケティングやセールスプロモーションを展開。現在、未就学児から小・中・高生、大学生、OL、主婦、シニア層まで全国1万人以上ネットワークを広げ、様々な業種で企業の商品開発にかかわる。活動に関係した女子高生は10万人。著書に『「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動』など。

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