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教室を飛び出せ!ローカルへ飛び込め!~フラワーキャンドルで街にひかりを

地域をもっとワクワクに(1)

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NIKKEI STYLE

みなさんはじめまして。明治大学政治経済学部木寺ゼミナール・ゼミ長の成田です。最近、髪の毛をバッサリとカットして坊主にしました。今までは、ジェルを使ってググッと横分け、トラディショナルなヘアスタイルだったのですが、そんな自分にグッド・バイしたくなったというか、一瞬の気の迷いとでも言ったらよいのでしょうか。

若干お茶を濁しましたが、本当の理由は、映画『トレインスポッティング』の主人公レントンに憧れたという実にミーハーな理由です。90年代のユース・カルチャーの象徴のような作品でして、音楽はブラーにルー・リード、イギー・ポップ...と挙げればキリがないのですがとってもクール! 未見の方はぜひ観てみてくださいね。

木寺ゼミ=政策提言と実践を両輪に活動

この映画の舞台はスコットランドのエディンバラ。最近は独立する、しないで注目を集めているスコットランドですが、劇中でこの国がどのように描かれているかと言いますと、「スコットランド、大好き!」では全然ないのです。むしろ、「スコットランドなんてクソったれ、みすぼらしくて最低」くらいの温度感。ここまで過度なものでないにしろ、私たちは何らかの感情を自分たちが住まう街や、国家に対して抱いているのではないでしょうか。それはネガティブな思いかもしれないし、「地元愛」のようなプラスなものかもしれません。

スコットランドは単位が国家レベルですので、少しばかり論理の飛躍がありますが、自分たちが住んでいる街を「好きじゃない」と思うより、「この街に住んでいて、よかったなぁ」と感じる方が、ハッピーなことだと思います。木寺ゼミでは、そんな人が住まう地域や、ローカルの人々をいかにして笑顔にするか? そのためのアプローチ方法というのを探求しています。

アプローチの方法ですが、大きく分けて2通りあり、一つはコンペティションを通して政策を提言すること。それに対して、地域に入りこみ、課題を見つけた上で、それを解決させるイベント・一日を作り上げるような実践的なものもあります。

前者のコンペティションの中で、僕たちが一番熱量を持ってぶつかる、「公共政策学会」では、最優秀賞を受賞。ちなみに後輩たちも最優秀賞に輝き、木寺ゼミは2年連続となる日本一を達成することができました。

旅人と地域の人が混ざれば...ワークショップ開催

上記のような政策コンペという形でなく、より実践的に、直接ローカルに入り込みつつ、何か企画を考えてイベントのような形にすることもあります。2017年の12月にはフラワーキャンドルのワークショップを東京・両国にあるゲストハウス「guest house fete」で開催しました。

ゲストハウスという旅人が集う場は、とてもオープンな空間ですが、旅人以外は関与しないというプライベートな性質も持っています。だからこそ、旅人と地域の人たちが混ざれば、もっと面白いことが起こるはず。イベントを開催することでゲストハウスに新たな人の動きができるのでは...という狙いの中で、手段としてフラワーキャンドルを選んだのは、僕が「花でなんかやろうよ!」と言い出したのと、近年のトレンドとして、サステナブルな形でないビジネスはクールじゃないよね、という大きな流れからです。

こうした文脈において「廃棄する」という行為は、再考する価値がある、もっと見つめられるべき行為なのではないでしょうか。「もったいない」という言葉で片付けるというよりも、「いや、まだまだ楽しめますよ~」というポジティブな提案ができるはずです。生ものを扱う限り、それは食品でもなんでも、ロスが出ないように全てを売り切るというのはとても難しいこと。しかし、どちらにせよ一定量の廃棄が出てしまうなら、捨てちゃう花を僕たちが墨田区のお花屋さんから回収し、乾燥させてドライフラワーにしたものをキャンドルに変えちゃおう!そんな意図でワークショップを企画しました。

クリスマス・ホリデーシーズンのギフトにも最適、という触れ込みもあってか、2日間で100人のゲストにワークショップへ参加していただきました。中には、「はじめて、お母さんにプレゼントを渡すんだ」という少年もいました。何万人規模の、大きなイベントでない、小さな小さなキャンドルフェスですが、そういうほっこりした時間を作ることも、僕は「政治」なんじゃないかと考えています。

「政治」とは誰かを幸せにすること

「政治」と聞くと、大仰で、自分とはどこか違う世界のことのように思ってしまいますが、つまるところ「政治」とは、誰かを幸せにすることです。制度にしたって法にしたって、そのための手段なのです。課題に対するベストなアプローチはその都度変化するし、これが正解!というものがあるわけではありません。だから、「ここに橋をかけることでもっと生活が便利になります」も、「いっぱいの温かいコーヒーを飲んだら、ちょっぴり元気が出てきた」も、「誰かを笑顔にする」方法の一つであり、どっちも「政治」なんじゃないでしょうか。

今回はキャンドルだったので、「光」を例に考えてみますと、多くの人々を強く惹きつけるキラキラとした、巨大なドームを照らすパワフルな照明があります。一方で小さな部屋をポエティックに染め上げる、ゆらゆらとした炎だってある。どちらも、シーンによって重要な意味を持つし、それぞれに価値のあることだと思うのです。

少し話が逸れましたが、そんなことをしているうちに、私たち木寺ゼミナールは東京都建設局さまより、「隅田川サポーター」なるものにご用命いただき、隅田川のプロモーション活動・情報をどうキュレーションし、発信するか、みたいなことにもトライしています。

次回以降の投稿で「墨田区」でのゼミ活動もご紹介させていただきます。それではまた!

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