神戸製鋼所×学生 本音座談会 1人ではできない仕事がある「働くこと」を真剣に考えるセミナー(3)

2018/11/26

多くの企業で内定式が終わり、2019年卒の就職活動が一区切りを迎えた10月中旬。新卒採用支援企業のサイシード(東京・新宿)は「『働くこと』を真剣に考えるセミナー」(日経カレッジカフェ協力)を都内で開催しました。第1部のパネルディスカッションに続き、第3部では「働くこととは何か? やりがいとは?」をテーマに、参加企業の採用担当者と学生10人による座談会を開催。その模様を3回に分けてリポートします。第2回は神戸製鋼所です。

小さな工夫で大きな学び

神戸製鋼所は、鉄鋼・非鉄金属・機械が3本柱の大手メーカーです。人事労政部人事グループの野村章太さんは冒頭、鋼材の営業職をしていた入社2年目の頃、大規模な橋の架け替え工事を受注したエピソードを披露。「技術者を交えて顧客と交渉し、研究開発の部門とも密に連携しながら、最適な提案を行い、受注までつなげられたことが大きかった。一人ではやり遂げられない仕事ができました」と語りました。

学生たちは、仕事の「やりがい」について興味津々の様子です。野村さんは、自身の入社当初を「自己実現を考えている余裕は正直なかった」と振り返りました。基本的な業務を覚えるため、打ち合わせ用の資料をコピーするなどのいわゆる「雑用」もこなした経験を説明。そんな中、「コピーを1枚取るにしても、ただコピーをとるだけでは自分が得るものは少ないと思います。その資料を見る相手や使う場面によって、適した印刷方法を考えました」といいます。

どんな小さな仕事からも「自分の工夫次第で学べることがある」と、主体性と好奇心を持って物ごとに取り組むことの大切さを、実感を込めて話しました。

1日の流れ、労働時間は?

社会人として「働く」ことのイメージが持ちにくいのも学生の本音です。「1日のスケジュール」を尋ねる質問もありました。

現在の採用業務では出張が多く、1カ月の半分が外泊の時期もあるそうです。一方、職場の働き方改革は進んでいて、全社で「残業は原則夜7時まで」というルールがあるといいます。「私にとっては、始業前の1時間がゴールデンタイム。部署内の予定や社外からの電話などに惑わされず、落ち着いて仕事に集中できます」と野村さん。負荷の重い仕事はあえてその日の早い段階でとりかかるという、生産性向上のための仕事術も紹介していました。

スキルない新卒を採用する理由

野村さんは、新卒で入社してくる若手に対しては「前例や固定概念にとらわれない視点を求めている」と強調。「もちろん『こういう視点もあるのでは?』と議論することはあるけれど、どんな意見にも耳を傾けてくれる上司が多いです」(野村さん)。スキルや経験が評価されるのが中途採用だと位置づけた上で、「あえて新卒採用を行うのは、新鮮な意見や物の見方を持つ若手の力で、組織に新しい風を吹き込んでほしいから。これは、どこの企業であってもそういう側面があると思います」と締めくくりました。

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