MONO TRENDY

私のモノ語り

橋本愛 ロルバーンのノートで気付いた書くことの魔力

2019/2/8

「書くという行為の、紙にインクが乗る感覚を忘れたくない」と語る橋本愛さん

今年、女優デビュー10周年を迎える橋本愛さん。宮藤官九郎さんや中島哲也さんら才能あるクリエーターを引きつけてやまない彼女の演技に欠かせないのがリングノートだった。

■ロルバーンノートで「役や人間に対する理解と共感度が上がった」

「私は学校の授業でもあまりノートを取っていなかったし、打ち合わせでも何も書かなくて怒られるくらいだったんです。それではだめだなと2、3年前からノートを持ち始めたんですけど、最初に使ったのが中綴じタイプで、ノートを手で押さえないと書けなかったんです。それが不便でだんだん書かなくなって、友達に『何がいい?』と聞いたら、『私はずっとロルバーンを使ってる』と。その子は『何種類もノートを使いこなして、これに行き着いた』と言っていたので、彼女の結論を横取りして(笑)、私もロルバーンのノートを使い始めたんです。そうしたら、書くことの楽しさに目覚めました。

まずリングなので、押さえずに書ける。表紙の色や柄もかわいくて、種類が豊富なので選ぶのも楽しい。私は以前は赤で、今は青。ストックにオレンジと黄色とピンクを持っています。サイズもちょうど良く、持ち運びしやすいです。それに作品ごとに役について考えたことやテーマ、監督が話していたことなどをメモするんですけど、大きいサイズだと紙が余っちゃうんですよ。私が使っているものだと大体一冊書き終わってから次の作品や課題に行けるので、何においてもベストな相棒です」

東京・目黒区に拠点を置くデルフォニックスが生み出した「ロルバーンノート」。表紙がハードカバー仕様で立ったままでも書きやすく、紙にミシン目が入っているため、切り離して使うこともできる。おしゃれなデザインとコスパの良さも特徴だ。

「私にとって色がもたらす効果は絶大で、服もパジャマも靴下も、身に着けるものは全てまず色から入ります。ロルバーンはハッとする原色が多くて、脳が起きる感じがする。『さあ取り組むぞ』というときにアドレナリンの分泌が上がります。

ロルバーンノートを使うようになって、演技のレベルが上がったという感覚は?「演技のレベルは見た人が感じるものだけど、私個人の感覚としては、役や作品に対する理解と共感レベルは上がってきていると感じます」

ノートに言葉を書くと、ぼんやり捉えていたものがどんどん鮮明になっていく感覚があります。それに思ってもいなかった、真逆の言葉が出てくることがしょっちゅうあって面白いんです。例えば演じる女の子の過去を想像してエピソードを書き出してみると、それまで頭の中で考えていたものと全く違うストーリーがすらーっと出てきたり。毎回びっくりするんですが、そっちの方が辻つまが合っていたり、その子の新しい一面が見えたりします。書くという行為には、魔力があることを知りました。

書いたものを見渡すことができるのも、いいですね。ただ声に出すだけでなく、それを録音したものを耳で聞くことで初めて客観的に自分の声を知ることができるのと同じように、自分の頭の中にあるものを一回具現化して、それを目で見て捉える、というやり方が自分に合っているなと思います」

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