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奨学金、給付型など選択肢広まる 大学なども独自で 受験前に採用決定「予約型」に注目

2019/2/10

良男 JASSOの奨学金はどんな仕組みなの?

幸子 貸与型には無利子の第1種と有利子の第2種があるわ。それぞれ学力と家計などで基準があり、無利子の場合、学力は全科目の平均が5段階評価で3.5以上、家計は給与所得の4人世帯なら年収747万円以下。有利子の基準はもう少し緩やかよ。18歳人口の減少もあって貸与人数や総額はやや減っていて、中身をみると有利子から無利子にシフトしているわ。

 貸与額はいくら?

幸子 無利子は国公立と私立、自宅通学と自宅外通学で金額が異なるわ。それぞれに3~5つの金額があり、例えば国公立の自宅通学なら最高月額の4.5万円と3万円、2万円の3つから選択。有利子は2万~12万円から1万円単位の金額を選ぶの。大学生1人当たりの平均貸与総額は無利子が241万円、有利子が343万円よ(17年3月貸与終了者)。

良男 結構複雑だな。金額が多いと返済も大変そうだ。

幸子 貸与総額で返す回数と金額が決まるの。以前は毎月決まった額を返す「定額返還」だけだったけど、無利子では所得に応じて額が変わる「所得連動返還」も導入されたわ。有利子の利率の上限は3%だけど、最近は市中金利の低下でかなり低くなっているの。でも無理なく返すには借りすぎないのが肝要。ファイナンシャルプランナー(FP)の新美昌也さんは「親子で学費や生活費をどう分担するか話し合って、貸与月額を決めたい」と話しているわ。

良男 延滞もあると聞くよ。

幸子 返還者全体に占める3カ月以上の延滞者の割合は17年度で3.7%だけど、人数にすると15万人以上いるの。余裕があれば卒業前に返したいわ。「総額を減らせば毎月の返還額も減る。有利子の利息は貸与終了の翌月からつくのでその前に減らすメリットは大きい」とFPの竹下さくらさんも勧めるわ。

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