宮藤さんの脚本で「生きてる!」って実感 橋本愛

日経エンタテインメント!

大河ドラマ『いだてん』は脚本の宮藤官九郎をはじめ、連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)のスタッフチームが制作する作品。『あまちゃん』でヒロインの親友役を演じた橋本愛は、『いだてん』で当時のチームと再会した。この作品と現場をどう感じているか、話を聞いた。

1996年1月12日生まれ、熊本県出身。10年に映画『告白』に出演して注目される。映画『桐島、部活やめるってよ』(12年)や『ここは退屈迎えに来て』(18年)など出演作多数。19年は『いだてん』のほか、2月8日に主演映画『21世紀の女の子』が公開(写真:アライテツヤ)

『いだてん』は、ドラマの主人公となる金栗四三と田畑政治の人生が、古今亭志ん生(ビートたけし)の目線で語られていく。その志ん生側の浅草を舞台にしたストーリーも、並行して展開される。若かりし頃の志ん生・美濃部孝蔵(森山未來)と共に、浅草でたくましく生きているのが、人力車夫の清さん(峯田和伸)と遊女の小梅(橋本愛)。清さんは金栗と孝蔵を結びつけるキーパーソンとなり、小梅も熊本から上京したばかりの金栗に声をかけるなど、要所でオリンピックに関わる人物に絡んでいく。

「現場は本当に活気がありますね。こだわりが強いチームなので、スタッフさんの心が創作に真っすぐに向いている空気がありますし、みなさんのパワーをビシビシ感じています。『あまちゃん』からもう5年くらいたっていますが、またこのチームに入れるのはうれしかったですし、私自身もニューバージョンの状態で(笑)、宮藤さんの脚本を読んだときはワクワクしました。

演出の井上剛さんは、いつも頭の中にシーンが出来上がっていて、隙がないですね。宮藤さんのことをとてもよく分かっていて、脚本のむちゃ振りに戸惑っていないというか。私も含め、ほかの人たちはいい意味で宮藤さんに翻弄されて、『これで合ってるかな』と現場で相談し合いながら作っていくことが多いですが、井上さんはどしっとしてます。迷いがない感じは、『あまちゃん』のときもそうでした。宮藤さんの脚本には脇役がいないというのを井上さんもくんでいて、1人ひとりをちゃんと粒立てる。だから、こちらも相当の表現を求められているというのは感じます」

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