マネー研究所

七転び八起き

借金2000万円、FXで完済 テクニカル分析を猛勉強

2019/2/11

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はタコライスさん(26) 北陸の豪雪地帯で生まれ育つ。中学時代にクロスカントリーでジュニアオリンピックに出場。高校では野球部主将を務めた経験も。

■2011年~

タコライスさん 感情を入れずどれだけ機械的にできるか

北陸地方の高校を卒業後、東京の大学に進学。交友関係や趣味のバイクにお金をつぎ込み都会生活を満喫する半面、クレジットカードのリボ払いや消費者金融に手を出し、大学3年の頃までに400万円の借金をこしらえてしまう。親には相談できず、手軽に始められそうな外国為替証拠金(FX)取引で取り戻そうと画策し、知人から1500万円を借りて取引を始めるも、ギャンブル感覚で取引し、開始1週間で全額を“溶かした”。

■13年後半~

借金は2000万円にも膨れ上がり、これは本当にまずいと思い、知人にも相談して失敗の要因を分析した。借金返済のために早く利益を上げたいと焦って1分足など超短期で取引し、損切りも全くできなかったと反省。テクニカル分析を必死に勉強し、過去のチャートで実証を繰り返して損切りや利益確定のコツをつかむ。「感情を入れずに機械的に取引する」「勝ちを増やすのではなく負けを減らす」と心に決め、アルバイトで稼いだなけなしの10万円を元手に再開。約2年かけて2000万円を稼ぎ、借金の完済に成功した。

■15年~

大学卒業後、都内のシステム会社に就職。副業としてFX取引は継続し、月20~30%程度の高利回りを上げ続ける。ドル・円の取引が中心だが、より値動きの大きいドル・フラン取引や、ドル・円と逆の値動きをすることが多いユーロ・ドル取引も手掛けるなど、最適な利回りを追求する。

16年には父親の経営する会社に転職し、父の知人から資産運用を託されるようにもなった。預かり分と合わせると資産は1億2000万円ほどで、月10%程度の利回りを目安に取引している。仮想通貨はボラティリティが高いことから手を出さない。今後数年内には投資家仲間たちと証券会社を設立し、自分のためだけではなく社会の役に立ちたいと考えている。

[日経ヴェリタス2019年2月3日付]

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