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香りだけじゃない 輝く器もめでる香水、日本にも続々

2019/2/10

見た目もユニークな世界中のニッチフレグランスを集めた「NOSE SHOP」。手前が「ウナム」(東京都中央区)

オブジェ? バッグ? 見目麗しいボトルやパッケージの中身は香水だ。近年、3万円前後から10万円を超える高級品が次々と登場。奥深い香りもさることながら、存在感あふれる器が話題だ。今、個性的な香水は世界的なブームに。アルチザン(職人)の手による工芸品や名もなき村の珠玉のワインに似た希少性の演出が、女性たちの鼻をくすぐる。

■ネットの普及で新ブランド急増

昨夏開店した東京・銀座の「NOSE SHOP」。売り場に並ぶ赤と黒のボトルに男女が見入る。「これ面白いね」「不思議な香り」

イタリアの香水「ウナム」(2万9700円など)だ。作り手はローマ法王の祭服デザイナーで音楽家、画家と多彩な顔を持つクリエーターだ。ボトルは木やコンクリート製で、布をかぶった品もある。「聖なる服のアトリエ」「シンフォニーパッション」と名前も謎めく。

スウェーデンの「アゴニスト」は同国最古のガラスメーカーによる芸術性の高いボトルを採用。オブジェのような美しさで16万2000円だ。

ガラスボトルが独創的なスウェーデンの「アゴニスト スカルプチュアライン」

「NOSE SHOP」は化粧品輸入販売のビオトープ(東京・港)の運営で、小規模生産の“ニッチフレグランス”を300種ほど扱う。「10年以降、香りとビジュアルにこだわった香水が各国で続々生まれた。日本で紹介されていないものが多く、輸入しようと思った」と社長の中森友喜さんは話す。

目に見えない「香り」を自分の世界観で染める――。香水はクリエーターの創造力を刺激するアイテムだ。近年、インターネットの普及で新ブランドが急増した。小規模でもコストをかけずに情報発信・販売できるからだ。イタリア、フランスを端緒に「個性派香水」ブームはカナダ、北欧、ロシアにも飛び火。ネットで話題になるためボトルの造形も競う。「新作をツイッターで紹介して100万回見られた品もある」(中森さん)

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