3位のフォール・デュ・ミライユ
3位「フォール・デュ・ミライユ 2015」3.8点 ファミリーマート1080円

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランをブレンドしたボルドーワイン。「タンニンと酸がしっかり」(シニアワインエキスパートの齋藤稔さん)した、いかにも牛肉のステーキなど肉料理と合いそうなワインで、愛好家の受けは総じてよかった。

ところが、ラベルに「渋味が少なく飲みやすい」と書かれているのを発見。ふだんあまりワインを飲まない人はタンニンが苦手な人も多いことから、「ラベルを参考に買ってがっかりする人もいるのではないか」と心配する声も出た。

4位「デスパーニュ 2016」3.7点 ファミリーマート 1296円

メルロを主体にカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドしたボルドーワイン。「しっかりとした果実味があるのでタンニンがあまり目立たない」(滝沢さん)など、果実味を特徴として挙げる人が多かった。シニアソムリエで、ワインスクールの講師もしている内田一樹さんは「タンニンは脂身と合わさるとうまみを感じるので、脂身の多い肉料理と合わせると互いの味がより引き立つ」と合わせる料理を提案した。

5位「ラ・クロワザード・レゼルヴ カベルネ・シラー 2017」3.5点 ローソン998円

カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーをブレンドした南フランスのワイン。味わいのタイプとしては辛口に入るが、温暖な場所で育ったシラーに由来すると思われるリキュールのような甘みが強く、評価は総じて辛口だった。ただ、「甘めが好き」という齋藤さんは4.5点と高評価。また、「すき焼きと合う」(滝沢さん)など、しょうゆやみりんを使った甘辛い味の和食と合わせるなら、お薦めとの意見も多かった。

資格を持つ5人の愛好家で試飲した
6位「ラ・シャルトリューズ・ド・セナック 2016」3.2点 ローソン1080円

メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンから造ったボルドーワイン。内田さんは「タンニンが柔らかで口当たりがよく、強めの酸がさわやかさを演出している。酸味の効いたトマト系の料理と合うのではないか」とコメント。逆に市川さんは「果実味が控えめで、あまり好みではない」と低評価。他の人も含め、女性と男性とで評価が分かれた印象だ。