自動販売機でスマホを使って缶飲料を買うと、ポイントや無料券をもらえるサービスが増えています。自販機のドリンクは工夫して買う余地がないように思いがちですが、意外と手軽に得する方法があります。
飲料を15本買うと1本分が無料になるのが日本コカ・コーラが提供するアプリ「Coke ON」です。対応自販機(昨年10月で約27万台)にBluetoothを通じて接続。自販機の表示部分が点灯している間に現金か電子マネーにより飲料を買うとスタンプが付き、15個たまると無料チケットになります。それを使う際は、接続状態でアプリ上で選ぶと製品が出てきます。クレジットカードをひも付けて決済する機能も最近開始。現在は招待された人のみが対象ですが、クレカ決済ができればそのポイントもたまります。
キリンがLINEと提携して始めたサービス(Tappiness)も、飲料15本で1本分の無料チケットに換えられるのが利点です。LINEアプリの画面を開き、対応機能付き自販機にかざして接続。キリンと「友だち」になることで利用可能になります。
ダイドードリンコ提供のアプリ「DyDo Smile STAND」もやはり対応自販機に接続して使います。飲料を買うと一定数のポイントがたまり、楽天やLINEのポイントなどに交換できます。
JR東日本の一部の駅にある専用自販機向けアプリ「acure pass」はQRコードをかざす仕組みです。クレカ払いが可能でそのポイントを獲得でき、複数本の購入で割引もあります。別途acureメンバーズという会員制度があり、ドリンク購入によるポイント獲得が可能です。
スマホ対応の自販機は各アプリ上などで検索できるので近くにあれば使ってみてください。

[NIKKEIプラス1 2019年2月2日付]