●老舗とらやが夕焼け空を再現したようかん

和菓子の老舗とらやの伝統を味わえるようかんにも、羽田空港と成田空港でしか買えない限定品がある。その名も「空の旅」。夕焼け空に浮かぶ雲を、白小豆と紅色のようかんで表現した。小形羊羹も販売。
●「羽田」を冠した限定日本酒、スイーツが苦手な人にはこれ!

羽田空港でしか買えない、幻の日本酒がある。それが、豊島屋本店の「純米吟醸 羽田」だ。東京・東村山で醸造する東京発の日本酒で、06年に720mL瓶(税込み2160円)の販売をスタート。米のうまみがしっかり感じられつつも、すっきりとした味わいが特徴だ。より手間のかかる製法で作った免税品もある。第1、第2、国際線の各ターミナルで買える。
巨大おむすび、焼き肉ロール…まだあるマニア推奨の品


土産物ゾーンだけではない。絶品グルメはまだある。羽田空港に足しげく通う「羽田空港マニア」の片山智香子氏が推薦するのが、北海道の海産物専門店・佐藤水産の「ジャンボおむすび」。北海道の一部店舗でしか購入できない希少な品が空港で食べられる。イクラなどの具材がこれでもかとぎっしり詰まり、満足感は非常に高い。

国際線ターミナル「江戸小路」で人気なのが、焼肉チャンピオンの「焼肉チャンピオンロール」。秘伝のタレで焼き上げた厳選A5和牛をキムチやサンチュとともにご飯で巻いた味わい深い品だ。


18年12月に第1旅客ターミナル5階「THE HANEDA HOUSE」内にオープンした「ANA Hangar bay Cafe by PABLO」は、ANAと焼きたてチーズタルト専門店PABLOがコラボした新型カフェ。「PABLOmini-フレッシュマスカルポーネの贅沢ティラミス」はここでしか買えないので入手したい。手頃な価格のランチメニューもあり、実は空港で勤務する人も通う穴場だ。
(注)販売場所などの情報は1月中旬時点
(文:森岡大地、写真:古立康三、竹井俊晴)
[日経トレンディ2019年3月号の記事を再構成]