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人生を変えるマネーハック

実は相次ぐ「値上げ」 家計防衛へ商品価格を再点検 物価上昇をマネーハック(1)

2019/2/4

写真はイメージ=123RF

今月のマネーハックのテーマは「物価上昇」にしたいと思います。物価といってもマクロ経済については論者がたくさんいますから、私はあくまで個人の目線で家計の防衛術やマネープランについて考えます。

「物価? 全然変わってないでしょ?」とか「物価って変わるものなんですか?」というような人は認識を改めましょう。

■宅配便、納豆、そしてコカ・コーラまで値上げ

近年、値上げのニュースが増え始めています。2017年から18年にかけて宅配便各社は相次ぎ値上げを行いました。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便と値上げが行われ、売り上げが大幅ダウンになるのではないかと思われましたが、旺盛な宅配需要がそれを吸収しているようです。

この1年間での値上げニュースを調べてみても、納豆やさば缶、飲食店向けのビールの価格が引き上げられていますが、だからといって売り上げが激減したというニュースは見当たりません。

象徴的だったのは18年末に、コカ・コーラボトラーズジャパンが主力のコカ・コーラを含む清涼飲料を19年4月にも値上げすると伝わったときのことです。速報が出た直後、親会社のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの株価は大きく上昇しました。

市場は値上げを売り上げダウンのリスクではなく、むしろ利益率改善の好機ととらえたのです。消費増税分の反映以外の値上げは27年ぶりで、物流費などの高騰が要因のようです。

かつて千円札1枚で散髪できたヘアカット専門店「QBハウス」も19年2月1日から通常料金を1080円(税込み)から1200円(同)に引き上げました。

人件費の上昇、原材料費の高騰、理由は様々ですが、世の中は徐々に値上げを受け入れつつあるように思います。

その証拠に、1月18日に公表された消費者物価指数(総合指数)は18年平均で前年比1.0%プラスとなり、17年平均の上昇率(0.5%)を上回りました。物価上昇がじわり始まっているのです。

■いろんな商品で容量を減らす「実質値上げ」

しかし、「値上げがようやく行われたのか」と思っているなら、それは間違いです。というのは「実質値上げ」はここ10年間ほどずっと行われているからです。

かつて日清食品などの大手は原材料費の高騰を受けてカップ麺などの値上げに踏み切りましたが、一時的に売り上げダウンに見舞われたようです。その経験を踏まえ各社が選んだのは「お値段そのまま、内容控えめ」というアプローチでした。

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