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MBAより実践的 いま出世・転職に効く資格「PMP」 エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2019/2/8

業界を問わずプロジェクトマネジメントのスキルが求められている。写真はイメージ=PIXTA

業種や規模を問わず、事業変革や組織変革、新規事業開発に力を入れる企業が増えています。そこで重要となるのがプロジェクトマネジメントのスキルです。日経BP社の「日経xTECH」が2018年10月に発表した「昇給や昇進に役立つIT資格トップ20」によると、国際資格のPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)が調査4項目のうち、「実務に役立った」「昇進・昇格に役立った」の2項目でトップ、「転職に役立った」でも2位でした。今回は、IT(情報技術)業界に限らずキャリアアップに役立つPMPの資格に注目してみましょう。

■プロジェクトマネジメントのプロを認定

事業戦略の策定や組織づくりなど「経営」に近いポジションでの活躍を志向する方が積極的に学ぶのが経営学修士(MBA)です。MBA取得を目指し、大学院やビジネススクールに通う人は増えていると感じます。実際、転職市場においてもMBAホルダーは一目置かれます。営業や人事などのスペシャリティーを磨くだけでなく、掛け合わせのキャリアとして「経営」視点が入ったスキルが身に付けば、視座が広がり、より価値が高まります。

そして、MBAに性質が似た効力を持つ資格として私が最近注目しているのがPMPです。PMPとは、プロジェクトマネジメント協会(PMI)の本部が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国際資格。新規事業の立ち上げや新商品の開発といったプロジェクトが円滑に進むよう適切に管理する立場の人たちの経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしてのレベルを確認して資格を与えています。

PMIは米国に本拠を置く非営利団体で、ワールドワイドでプロジェクトマネジメントの標準策定・資格認定・交流といった活動を実施しています。日本支部は1998年に発足し、20年の歴史があります。法人スポンサーは100社以上、会員は3900人に達するそうです。

PMIはこれまで、プロジェクトマネジメントの立ち上げ ― 計画 ― 実行 ― 監視コントロールなどにおける考え方やメソッドを広めてきましたが、昨今、ビジネス環境の変化のスピードアップに対応するため、機敏性の高いアジャイル型の実務ガイドの提供も開始。プログラムマネジメント、ポートフォリオマネジメントのほか、チェンジマネジメント、ビジネスアナリシス、ベネフィット実現マネジメントといった新たな標準や方向性を打ち出しています。

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