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大学×プロチーム 「スポーツ経営」に強力タッグ 人材育成、若い感性活用で双方プラス

2019/2/8 日本経済新聞 朝刊

男子バスケットボールBリーグの会場でイベントに参加する産業能率大の学生(18年12月、横浜市)

大学がプロスポーツと組んでスポーツビジネスを支える人材の育成に力を入れ始めた。マーケティング理論に基づく集客策の提案や選手の動作解析、栄養指導などテーマは様々で、より実践的な授業が目立つ。ラグビーワールドカップや東京五輪・パラリンピック開催を前にスポーツへの注目度が高まっており、大学とプロチームの連携はさらに進みそうだ。

「平日のプロバスケットボールの集客力を高めよ」。こんなミッションに挑戦するのは、産業能率大学経営学部が開く演習科目「スポーツマーケティングリサーチ」だ。同大がリーグ設立時から協力関係にあるBリーグの横浜ビー・コルセアーズとの連携科目。今回で4年目を迎えた。

約30人の受講生が1班4人に分かれ、チームから与えられた課題に対して、講義期間中の試合開催日に学生自らが運営する前提で企画立案する。18年10月に平日開催の試合を見学し、課題や提案の材料を模索。12月初めに横浜ビー・コルセアーズの植田哲也球団代表に向けて提案を競った。

「仕事帰りの24歳のOLを想定して平日限定のスタンプカードを作る」といった具体的なユーザー像を想定するペルソナ分析や、強みや弱みなどの軸で評価するSWOT分析といったマーケティング手法を用いたのが、各提案の特徴だ。

短い準備期間でも実現可能な案を精査し、選手の似顔絵コンテストや風船で遊べるキッズスペースの拡充など5つの案が選ばれた。クリスマス直前の週末で小さい子供連れの家族が多数来場。学生たちはブースに来てもらおうと子供たちに積極的に話しかけた。

経営学部3年の中村航大さんはプロ野球・DeNAの球団経営などスポーツビジネスに興味を持ち受講を決めた。「遊び場はあっても子供のイベントがなかった。気軽に参加できる似顔絵コンテストを提案した」と話す。

植田球団代表は「チームの本拠地は横浜の住宅地にあるため、平日開催時にはファミリー層以外の集客に苦戦している。若い学生のアイデアを基に来場者を楽しませたい」と狙いを明かす。

■麗沢大は地元J1チームと連携

麗沢大学は18年に経済学部にスポーツビジネス専攻を新設した。受験時点で専門的に学びたいという意志をもった学生が地方からも集まったという。60人の学生のうち、約半数は現役アスリートだという。

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