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積立王子のヤング投資入門

つみたてNISAの投信 「信じて託せるか」で選ぼう 積立王子のヤング投資入門(21)

2019/2/8

投資信託は、読んで字の如く「投資を信じて託す」ための器です。託す相手は証券投資理論に立脚した専門性と知見を持つ運用者(運用会社)。投信の保有者にとっては、信頼に足る運用会社なのかの見極めが最重要だと言えます。

運用管理を専門家に任せれば、資産運用に関する難しい判断や管理の手間から解放されます。将来に向けた資産形成の行動をとりつつ、仕事や日々の生活といった人生で大切なことにより多くの時間を割けるようになります。

■運用者との信頼関係こそ長期投資の前提

このコラムでお伝えしてきた資産形成の肝は長期投資、つまり投資対象の資産を長い時間をかけて保有することです。これを実践するには、運用者との強い信頼関係があることが前提となります。

先述した通り、投信は「集団投資スキーム」です。それは、1人では到底無理な多くの資金を活用した分散ポートフォリオでの運用を実現してくれる、優れた仕組みです。ゆえに投信の保有者は共同体のメンバーと言え、同じ目的・目標を共有していることが将来の運用成果を支える重要な要素になります。つまり長期資産形成に資する投信の良しあしは、同じ目標を持っているかというお金の質も重要なポイントとなります。

投信は、1人では十分にできない分散投資を可能にし、その資産集合体(ポートフォリオ)を適切に管理してくれる便利な仕組みなのです。いわば生活者万人のプライベートバンクとしての機能を果してくれるものなのです。投信選びの際には販売会社ではなく長期の信頼関係を築ける運用会社にフォーカスすることを心掛けてください。

中野晴啓
セゾン投信株式会社代表取締役社長。1963年生まれ。87年クレディセゾン入社。セゾングループ内で投資顧問事業を立ち上げ、運用責任者としてグループ資金の運用等を手がける。2006年セゾン投信(株)を設立。公益財団法人セゾン文化財団理事。一般社団法人投資信託協会理事。全国各地で年間150回講演やセミナーを行っている。『預金バカ』など著書多数。

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