マネー研究所

七転び八起き

塩漬け株が出て、配当利回りや優待重視にシフト

2019/2/4

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回は幸せ父さん(43) 大学生・高校生・小学生の3人の子を持つ父親。趣味は野球観戦で埼玉西武ライオンズの大ファン。

■2000年代前半

幸せ父さん 優待銘柄への投資は家族が喜ぶメリットも

世間をにぎわしていたライブドア株に興味を持ったのが株式投資を始めたきっかけ。仕事や子育てとの兼ね合いで投資に集中できず、案の定損失を出した。04年の新潟県中越地震の影響で保有していた地方ゼネコン株も下落。子育ても忙しくなり、いったん株式市場から離れた。

■13年~

母がアベノミクス相場を追い風に株式投資で利益を得て、金融資産が数億円になった。自分も投資を再開し「未来変革日本株ファンド」や米S&P500種株価指数に連動するインデックス投信を購入した。個別株では新興株のように値動きの激しいものは避け、4~5%の配当利回りがある割安株が中心。その後母が亡くなり、株式を相続した。

■18年

成功と失敗が混在した年になった。十分に含み益が出ていた米国株のインデックス投信や未来変革日本株ファンドを10~11月に売却。振り返ればいい時期に利益を確定できた。一方でソフトバンクグループ(9984)やグレイステクノロジー(6541)など塩漬け状態になってしまった銘柄もある。ソーシャルレンディングへの投資でも損失を出した。

■19年

年初に日本株相場が下落した場面で15銘柄程度を購入。配当利回りや優待内容を重視して三栄建築設計(3228)や関門海(3372)などを買った。オーストラリアやカナダの不動産投資信託(REIT)にも注目している。成長期待に加えて、利回りの点でも魅力がある。

投資情報誌や優待情報の充実したブログなどから情報を得ている。将棋棋士で投資家の桐谷広人さんの投資手法も参考になる。好材料のニュースで値上がりした銘柄は避けるようにしている。高値づかみしてしまう可能性があるためだ。フェイスブックに銘柄を購入した理由などを記録している。親から引き継いだ資産を子どもたちに残していくのが目標だ。

[日経ヴェリタス2019年1月27日付]

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL