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インデックスファンドに勢い 「配当込み」成績も魅力 QUICK資産運用研究所 清家武

2019/1/30

写真はイメージ=123RF

国内株を対象とするインデックス型ファンドの人気が高まっている。2018年後半の株式相場の下落局面で、アクティブ(積極)型ファンドが失速する一方、インデックス型への資金流入が加速した。インデックス型ファンドは単に株価指数に連動すると思われがちだが、運用成績は実は「配当込み」。多くのファンドは指数を大きく上回るパフォーマンスを示しており、魅力の一つとなっている。

■国内株式型インデックスファンドの残高最大に

18年10月、相場の下落幅が大きくなり、国内株式型のインデックスファンドの設定額(購入額)は過去最大の約3500億円になった。純資産残高も18年11月末に最大の2.8兆円を超えた。1980年代のバブル期や2000年前後のIT(情報技術)バブル期を大きく上回る金額だ。

その背景には個人マネーの流れの変化がある。ファンドマネジャーが銘柄を選別し、積極的にリスクをとるアクティブ型ファンドは一般に株価の上昇局面で買われやすい。実際、18年前半の相場の上昇局面では「ひふみプラス」などのアクティブ型ファンドが人気化した。

しかし、高リスクのアクティブ型は、ひとたび相場が下落すると下落率が市場平均を上回る傾向があるため、18年後半は人気が離散した。

一方、インデックス型ファンドは特定の指数と同じように動くようにつくられており、良くも悪くもパフォーマンスは市場平均並み。下落相場では市場平均以上には悪化しない。

しかも、指数に連動するインデックス型は個人投資家にも理解しやすい。相場の下落局面では逆張りで買われる傾向もあり、18年後半は個人マネーの流入が急増したとみられる。

インデックス型はかねてアクティブ型より販売手数料や信託報酬が低いとして評価されてきたが、インデックス型が大半を占める積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の普及もあり、選好の動きが一段と強まりつつあるようだ。

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