健康もポイントも歩いてゲット お得な歩数計アプリ

一方、ドコモ・ヘルスケア(東京・渋谷)が16年に始めたアプリ「歩いておトク」は歩数に応じて世界旅行を仮想体験し、コンビニ店や通販サイトでの買い物などに使えるdポイントをためられる仕組みで、月額500円の健康支援サービス「dヘルスケア」の一部だ。1日約25万人が利用しているが、中心的な利用者は30~40代で、調査では半数以上が「利用後に歩数が増えた」との回答があったという。

歩数に連動して仮想の世界旅行を体験するドコモのアプリ。ポイントはコンビニなどで使える

6000歩ごとに設定される1ツアーをクリアするごとにプレゼントやポイントの入った箱を開けられる。健康経営を進める法人向けには歩数管理を活用して、社員が最も歩いた部署を競うイベントなどを提案した。

電力料金の割引も

電力料金が割り引かれるサービスもある。新電力のイーレックス・スパーク・マーケティング(東京・中央)がタニタヘルスリンク(同・文京)と組んで展開する家庭向け電力小売りサービス「あるく・おトク・でんき」は、活動量計の歩数に応じ電気料金を割引できるプランだ。

無料で渡されるタニタの活動量計を世帯でもっとも歩く1人に付けてデータを取る。割引額は世帯の電力使用量にもよるが、関東の4人家族で月400~499キロワット時と想定すると、1日平均5000歩以上で200円、8000歩以上なら400円分が割引となる。通常は半年で2000円のタニタの健康管理サービスを無料で利用できるのもお得感につながっているという。

厚生労働省の17年の調査によると、20~64歳の1日の歩数の平均値は男性が7636歩、女性が6657歩で、ここ10年あまり変化はない。一方、健康増進に向けて厚労省が掲げる目標は男性は9000歩、女性は8500歩と実態より高い。お得なサービスの浸透で歩行数も上向くかもしれない。

(企業報道部 小柳優太)

[日本経済新聞夕刊2019年1月26日付]

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